飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

今、何に気合を入れるか、そりゃ採用活動でしょ

今は まん延防止重点措置期間ですから、人材も経済もうごいていません。

しかし、

ピークアウトして普通の世の中になったら、アルバイトの応募は増えます。お店は減少していますので人材は必ず採れます。

「採りたい放題」は言い過ぎかもしれませんが、苦労せずとも応募が来るでしょう。

 

じゃ、何に気を付けましょうか。

 

しっかり「選ぶ」事です。

普段あんまり選んでない場合、どこを見たらいいのかわからない場合もあるかもしれませんね。

だからよく考えておいてください。

「私は育成力があるから、少々クセのある人材でも1人前に育てることができる」、なんて過信は禁物。

クセのない人を採用するほうが有効ですし。

「誰が見ても優秀な人」が来るまで待つ勇気がありますか。

あいさつ、第一印象、話し言葉、スケジュール、遅刻しないこと、履歴書の内容とか、見るべきところは一杯ありますよ。

 

「育成する手間が無い(少ない)」人材を採用する事が王道です。

 

私のお店ではすべて私が面接をしていますが、「普通じゃない人」が応募してくる事はほとんどないですから、地域の教育レベルに感謝ですね。有名な大学があることにも影響されています。

ですから、スケジュールが当店に合っていて、優秀な人であること、プラス「私が好きになれるか、人から好かれる人か」も加味することができます。

新人教育で作業について細かく何度も指導する必要は感じていません。

「1回言えばわかるだろう」、と思う事に対していちいちマニュアルも作ってません。

それでも営業できるし、従業員のレベルを褒められることも多いです。

 

新人を募集しているのに、正しく選ぶことに重点を置かず、店長が面接を部下に任せ、新人育成のための作業マニュアルをより緻密にしているお店は すべてが「逆」です。

 

いまこそ、求めている人材像をしっかり定め、不必要なマニュアルを削減し、部下のコミュニケーション力を高めさせておくべきです。チームに新人育成の大切さをわからせておくのです。

優秀な人材が採れない事とか優秀な人材を失う事は お客様を集団で失う事と同じだと思います。