予約サイトをpaypayグルメさんに変えようと思った大きなきっかけは、営業してくれた人のチカラです。もちろんサイトの内容が良かったから、もありますが、それを説明してくれた人がヨカッタからです。
その人は、終始自分の営業しているサイトがいかに素晴らしいかを主張し続けてくれました。他社の営業の人はすぐにお客さん側の情報を知りたがります。予約サイトの営業だったら「月に何軒くらいの予約がありますか」とか「何に重点をおいてますか」とか質問してくることが多い。営業してきた人に逆質問されると、私は冷めます。「あんたが質問するなよ」と思うからです。お客様の側に立つ前に自分の仕事をして欲しい。
paypayグルメの担当さんと契約後、「あなたは私に無駄な質問をしなかったから契約した」と言ったら「実は上司からは お客さんの事を聞くスタイルにしなさい、と言われるのですが、私はそうではないと思っているのです」と打ち明けてくれました。この方は日本に住んでいる外国の人です。国民性の違いもあるのかもしれません。
日本人社会ではまわりくどい営業が「質が高い」と思われているようですね。でも、私はそういう事だけではないと思います。みなさんはどうですか?
契約後もこの営業さんとは交流が進み、私のお店のサイトの閲覧状況とかを教えてくれますし、私からお客さんを紹介したりしています。率直にコミュニケーションしてくれるので付き合いやすい。
予約サイトの組み立てにも新・旧 タイプの違いがあると思います。
従来の予約サイトはおびただしい機能がついています。メニュー紹介から客席の配置図とか予約受付表とかです。つまり旧サイトでは、その予約サイトだけで店舗運営できるようになることをゴールとして設計されています。サイトを通さない電話の予約とかが入ったらそのサイトに書き込むべきシステムになっているのです。
(彼らの理想の押し付けです)
そんなこと普通の個人店はしません。予約は全て自分の店舗が作ったノートに手書きするのです。旧サイトはこんな考え方だから、実質的には不要機能が多くて、使い方がさっぱりわかりません。サイトが立派すぎて載せる写真の容量は厳しく制限されています。
新しいサイトには予約情報の画面に「転記済」というチェックボタンがありました。つまり、飲食店側は予約情報を他のノートに転記する前提でシステムを作っているのです。当然わけのわからないシステムはくっついていません。しかも写真搭載容量はほぼ無限。
新しい考え方が台頭してきて、古いモノがあっというまに駆逐される光景を見ているような気がします。
システムは複雑からシンプルへ、人間関係はより率直になっていくような気がします。