飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

クリスマスは休業でもいいかな

今年のクリスマスもなんとか営業いたしました。

もつ鍋と焼肉のお店は クリスマスはヒマです。家族連れは来ないし・・・。

場所にもよるでしょうが例年、23日までは結構売れていても、24、25日は信じられないくらいヒマになります。

 

クリスマスについては特殊な考え方が必要だと思いますね。

 

ホール女子の皆さんの多くは「彼氏」がいますから、クリスマスは大変重要なイベントになります。事前にスケジュールは空けておいて、「何をしようか?彼氏が何をしてくれるのか?」を楽しみに待つ人もいるでしょう。友人同士でパーティをする人もいるでしょう。家族のイベントがある場合もある。

 

さあ、我々飲食店はどうやってアルバイトを確保しましょうか?

っていうか、確保すべきなんでしょうか?

全員にプライベートな予定があるなら、休むしかないのではないでしょうか。

当店においては、これまでクリスマスを休んだ事はありません。

なぜなら何人かはアルバイトしたい人がいたからです。今年はイブが金曜日で、クリスマスが土曜日でしたから働ける人はとても少なかった。ホール係の希望スケジュール提出者は毎日2人だけでした。私の奥さんも働いて3人になりますので、土曜も営業可能にはなりました。

 

私は過去「クリスマスに働いてください」と懇願したこともありません。

 

究極的には、クリスマスは休業してもいいんじゃないかな、と思います。

 

クリスマスに彼氏と会いたい、という気持ちはよくわかるし、社会全体もその方向に向いている。

ホテルや洋風のお店にとってはおおきなビジネスチャンスになるので、働く条件を強化して人員を集めて営業すればよいでしょう。

でも、売上が期待できない当店のようなお店は、希望スケジュールがゼロになってクリスマスが休業になっても「結構なことだね」と思っていたらいいんじゃないですか。

躍起になってクリスマスのスケジュールを集めるなんてばかばかしくないですか?みんなが幸せになるために働いているのに、不幸になってしまうじゃんか。

誤解のないように言いますが、働きたい人がいるのに無理やり休業にするべきではないとも思います。つまり、自然な流れに任せておけばいいのでしょう。

 

そういう体制をとることが、「ニューノーマル」になるんじゃないですか。

 

(こんな事が議論されだすと、アピールするためにクリスマス休業を打ち出してくるアホ会社が出てくるかな。そういうことはすべての障害になります)


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