飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

超有望な従業員(スター性)の取り扱い

新2年生アルバイトのHさんの4月希望スケジュールの量が大幅に減っていました。平日希望ゼロ、土日にパラパラです。

とても良い人で大事な人材なので、なにがあったのか気になります。

 

何かイヤな事でもあったのか?

単位がヤバいのか?そんなタイプじゃないけど・・

 

先日、ちょうど2人きりで話ができる機会があったので、率直に聞いてみました。

「4月のスケジュールが極端にすくなくなったけど、どうして?」

答えは

 

「もうひとつのアルバイト先が、とても人手不足なので・・・・」

 

予測された答えのひとつでした。

 

こういうときに、どんな反応をするのか、はとても重要です。

 

もうひとつのアルバイト先はビジネス街にあり、平日が忙しくて日曜日はお休みで、当店のスケジュールに対する悪影響はほとんどありません。

(当店は 人材は充足していますし、平日は人余りですから。)

 

問題なのは、

このHさんは 数年に1人のスター的な人材であることです。

 

性格、リーダーシップ、面倒見の良さ、お客様の評判、容姿等のどれをとっても、最高な人です。「すれ違ったら2度見してしまう人」って言えばわかってもらえるでしょうか。

 

こういったスター性がある人は希少です。

「えこひいき」とかそういう次元ではないのです。

「不公平を責めるなら、神様に言ってくれ!」ってなぐらい。

 

ですから、わたしはこの人の希望スケジュールはほとんど削りません。

 

この人の希望スケジュールが他のお店に取られてしまうのは悔しいのですが、土日は当方で確保できそうですので、ここは、おおらかさ、優しさを見せておくことが得策と考えて、「ああそうか。早く人が集まれば良いねえ。それまでは、ウチとそっちのバランス取ってください。お願いします。」と言いっておきます。

あとは、そのお店のリクルートのやり方を聞いて、世間話的に評価したりしました。

 

Hさんからの情報では、定期的に人不足に陥るタイプのお店とみました。居心地が良くてHさんのスケジュールを全部取られてしまう恐れはなさそうです。

 

まん延防止重点措置期間が終わって、売上げが戻ってきて、バタバタするお店は増えそうですね。

 

個人的嗜好ですが、いろんな情報を収集していきたいと思います。