飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

商売の勝ち負けについて野球の試合から考えました

昨日で、阪神タイガースの2022年が終了しました。

ユニホームを着て、お客さんと一緒に応援していました。昨夜は勝ちそうなゲーム運びでしたが、終盤タイガースの「守備」が崩壊し、1安打で5得点されるという展開になり、逆転負けしました。

だれがみても、タイガースの自滅です。

矢野監督は今季限りで退任表明していますので、名実ともに「最後の試合」だったのです。

最後の試合で 中心バッターにバントさせたり、全試合出場の選手を先発からハズしたり、最後まで変化することを恐れず、最善を目指して戦っていました。

 

それは素晴らしいと思いますが、選手はついてこれたのでしょうか? 普段バントをしない中心バッターのバント失敗や、急造野手の悪送球などを見ると、ココロが痛みました。

 

理想と現実のギャップがあったのかもしれません。

 

 

このブログは野球を語るブログではありませんが、4年間の監督としてのキャリアの最終試合が「守備崩壊で自滅」で幕切れするのはどんな気持ちなのかな?という事を感じましたので、少し書きたいと思います。

 

これが飲食店長が、思ったようなお店作りをしたい!収益を上げたい!と思っていろんな施策を講ずるのですが、結局結果が出ず、最後までうまくいかないで、閉店に至るような気持ちでしょうか。

 

飲食店長も強力な競争相手が現れて、お客様を奪われ自分たちのおもうような営業ができなかったり、人材を奪われたりしながら、戦っています。

 

野球選手が「勝ち負け」で評価されるように、商売人は「お金儲け」の上手さで評価されるのだと思います。

 

ただ、商売人は野球選手と違って、戦うスパン(期間)は自分で設定できます。ですから、「勝つまでやる」事も可能なのでしょうね。そこは違います。

 

今年中には儲からなくても、来年、再来年に向かって 少しづづ現状を打破しながら進んでいくのだと思います。

 

絶対にしてはいけないことは「自滅」ですね。

 

同じことをやり続けてうまくいくこともあるし、変化して成功する事もある。

 

途中はどうであれ、辞めた時にどんな状態なのか、が商売人の勝ち負けなのかもしれません。

また、私としては 最後の瞬間にどういうメンバーを育てていて、どんな仲間と働いているかも「勝ち負け」の基準にしたいと思いました。

 

やはり、チームのメンバーが理想と現実のギャップを感じないような活動をしたいと思います。それが「老獪」な経営者の姿かもしれないな、と思いました。

勝って終わるようにしたいですね