いよいよ阪神タイガースのマジックナンバーが26となりました。
「アレ」しそうです。
2021年にアレしそうになってから
YouTubeにタイガース情報に関するチャンネルが増えました。大きく分けて2種類あります。
ひとつは、元タイガースの有名なプロ野球選手が解説してくれるチャンネルです。おもなものでは田尾さん、高木豊さん、佐藤義則さん、中西(球道)さんがあります。(ほかにもあったらすみません)
この「レジェンドチャンネル」とも言うべきチャンネルは、ほぼ毎試合の解説動画を送ってくれています。
もう一方は、プロ野球選手の経験がない(あっても有名ではない)人のチャンネルです。「タイガース情報・・」とか 「タイガース通信・・・」とかのネーミングで配信されています。これもほぼ毎試合解説動画を出しています。仮にこれを「ファンチャンネル」と呼びましょう。
おもしろいのは「レジェンドチャンネル」同士には似通った特徴があり「ファンチャンネル」にも同じような傾向があることです。
「ファンチャンネル」はきれいな動画やグラフが多くて、効果音もあって、おしゃべりが上手です。基本的に早口ですね。
打率・打点・防御率だけではなく OBP、OPS、WOR、QS、KBB等セイバーメトリクス指標を使ってすっごい早さで話し続けます。説得力を補強しているのでしょう。
それに引き換え「レジェンドチャンネル」は ホワイトボードにマジックでスコアを書いているくらいで、グラフなんかありません。レジェンド選手がゆっくり野球解説をしながらタイガースに対して自分の言いたい事を言います。
レジェンドがアナログなホワイトボードを使い、
ファンは最新のデータや画像を駆使しているのです。
いったい、どちらが専門家なのでしょうか?
どちらが専門的なのでしょうか?
どうもレジェンドの皆さんは「セイバーメトリクス指標だけでは正確に野球を表現できない」と考えているように思います。
何かの傾向性を表す数字は見ていて面白いのですが、それにとらわれると「目が曇る」のでしょう。
私はやっぱりレジェンドチャンネルのほうが面白いと思います。そもそもゆっくり話してくれるし、「自分の意見」を言ってくれるからです。
アイ・メッセージという言葉があります、英語の「 I 」から始まる言い方、、、つまり「私はこう思う」という表現は相手に素直に受け入れられるのです。だってその人が自分の発言に100%責任をもっているからです。ですから、次の質問は「なぜ、そう思うのですか?」になって、発展的生産的な会話が生まれやすい。
それに反して「分析によると、こうです」とか言われると、「あなたの意見ではないのですね」となってしまって生産的な話になりにくい。
そんな事がこの「レジェンドチャンネル」と「ファンチャンネル」の違いの原因なのかな?と思うのです。
今の世の中、セイバーメトリクスの専門的指標は誰でも手に入ります。ですからそんなものを解説してもらっても‥最初は面白いですがすぐに飽きるか、自分自身で分析できるようになります。
大衆は専門的な分析を聞きたいのではなく、専門家の意見を聞きたい、とでもいうのでしょうか。
SNS全盛の時代に、アナログなレジェンドが生き残っている姿をみてそう思うのです。
飲食店長としても考えないといけない事です
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