飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

応募がとまりません。なぜでしょうか。

今日と来週、アルバイトさんの面接があります。

 

新1年生はすでにたくさん採用したので、満杯でもうほとんど増員不可能なのですが、年末年始に稼働できる人とか、抜群にすばらしい人かもしれないので面接はすることにしています。

 

今は、積極的な募集はしていません。ライン経由で応募できる方法だけ残しています。

 

実は、アルバイト応募が多いことはある程度予測していました。

なぜ応募が増えるかといえば以下の2つの理由があると思います。

・大学が対面授業を増やした

・アルバイト先のお店が閉店してしまったケースが多い

 

当店のアルバイトのHさんは北新地のフランス料理店でも、アルバイトしていましたが、急に「明日から閉店です」のノリで営業終了を伝えられたようです。

会社組織で他にもいくつかお店があるので、社員は継続雇用できるようですが、アルバイトは即解雇です。もうちょっと事前に通告してあげたり、お別れ会をしてあげてほしい、とは思いますが現実が厳しいようです。

 

 

今年の応募者は数が多いだけでなく、地元の人が多いのも特徴です。理由は不明ですが、応募者の8割は地元住民の大学生さんです。歩いてこれる場所に親御さんと住んでいます。

 

地元からの採用が多いのは、とても良い事です。ご家族の御来店がありますので売上げにつながりますし、お付き合いも長くなるので卒業後にすこしなら手伝ってもらったりもできます。

 

地元の学生さんはおうちで食事ができるので、「まかないで釣る」こともできません。そんな中、地元での信頼が高まってきて当店への応募が増えているならありがたい事です。(そうだったらいいですけど)

 

 

当店はサービス残業もありませんし、無理にはたらかされることはありません。休みやすいし、労働環境に問題はないし、従業員同士が仲良くなるような宴会企画は年に2回あります。ユニホームだって、夏用・冬用・プロモーション用等、1人に4~5枚支給しています。自分で言うのもなんですが、学生には最適な職場です。

 

 

11月はpaypayさんと宝塚市のコラボが決定していますし、12月~1月は兵庫県版のGO TO EAT が企画されています。売上げの完全回復だけでなくその上を目指して、積極採用と徹底した退職予防を実行していきます。

 

道、遠くてもそれしかない

 

 

 

昨今、「アルバイト募集」の のぼりを出している飲食店をよく見かけますが、必ず採用できますから、退職率が上がらない事をしっかり考えて実行すべきかと思います。

 

応募が来ないならば職場環境に問題があるのでは、と考えてください。