飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「店長、時給上げてください」てか

募集媒体の広告やコマーシャルで「店長!時給上げてください」というシリーズがあります。

 

どういうことなのかな?と理解に苦しむメッセージだったので、すぐに終わるかと思っておりましたが、結構長期間にわたってこのコマーシャルが流れています。

 

で、その見解を調べましたところ

 

曰く

ディップ株式会社(以下、「当社」)は、企業へ給与アップを提案し、採用力強化につなげるとともに、「働く人の待遇向上」の実現を図る取り組みである「ディップ インセンティブ プロジェクト」(以下、「本プロジェクト」)を、2021年12月より展開しております。
 

ってことです。つまり

「広告主である事業所に募集時給のアップや既存メンバーの待遇改善を勧めています」ってことをアピールして、バイトルさんの媒体を見てもらおう、との戦術ですね。

 

私が、最近のアルバイトさんから聞く話で、バイトを辞める理由は

・募集広告に掲載されていた給料や交通費が払われない、遅配する

・休憩時間が法律の規定より少ないいなどコンプライアンス的な問題がある

・希望しない時間に無理やり働かそうとされる

 

こういった、声が多いです。

つまり

応募時「聞いていた内容と 違うじゃないか!」という怒りで、早期退職になるわけです。

募集広告の内容にウソや間違いがあったのなら、広告主だけでなく募集媒体の責任も追及されるべきだと思いますが、こういうトラブルは後を絶ちません。

ある程度確認はできているので媒体としての法的責任はないのです、しかし、ほんまに認識の低い、悪い事業者の面倒までは見れないって感じじゃないでしょうか。

 

ですから、まず、募集媒体は

「当社の募集内容にウソは絶対にありません」という事を言うべきじゃないのかな。

 

「当社は時給アップを事業者に提案しています」

というのも少しは”枠を超えたチャレンジ”だとは思いますが、

 

同じ「枠を超えたチャレンジ」をするなら 悪徳事業者は絶対に掲出しません!!って方向に舵は切れなかったのかな?と思います。

 

「時給上げましょう」って提案していますし、同意いただいてる事業者もいますよっていっても・・・・・ 上手いこと表現していますが、なんにも責任はとらないんじゃなですかね。

 

なんか、ズルい感じがします。

 

偏見かもしれませんね