長いので 上・下 2話に分けて書きます。
昨夜遅くおなかが空いたので、牛丼チェーンのお店に友人と2人でいきました。
最近は、深夜に営業しているレストランがめっきり減ったので、深夜まで営業してくれている牛丼チェーンさんには感謝です。
がっつりした牛丼だけでなく、ダイエットメニュ―やコーヒー・デザートとかもあるのに、安いし、美味しいし、すごい進化です。
お店でタッチパネルをみていたら、コマーシャル画面がどんどん切り替わっていってリクルート広告の画面になりました。
その画像は、ユニホームを着た可愛らしい若い女性の画像で
「あなたを輝かそう!」
「あなたの笑顔がこの1杯をもっとおいしくする」というものでした。
それを見た友人が「(この店舗で)こんな人、見たことないわ」とポツリ。
その日は、外国人の男性がマスクをして接客していて、ほぼ無言でした。お店は広くも無いのに、タッチパネルでセルフ会計です。あきらかに、”忙しいからシステムを導入している”のではなく、”お客様と接触しないお店”を目指しているのです。
それをお客様がうけいれて、価格が安い事やおいしい事・無言なサービスなどを総合的に評価してご来店してくださっているのです。問題はないはずです。
アルバイトの募集にだけ「あなたの笑顔が・・」とか書いても、この店には違和感しかない。
嘘に見えてしまうので、その先へ進んでくれない。
だから人不足になってお店がリクルートポスターだらけになるのでしょう。
募集時給は地域の相場より100円も高いのに・・・。
お店によっては、外国人を採用したほうが安定するお店もあるでしょうし、若い女性を採用したほうが良い店もあります。
でも、こういうチェーンではお店側がリクルート活動を展開する事はありません。本社一括です。
この動きには歴史があります。
今から15年くらい前は、リクルートはお店側の仕事だったので、募集情報誌に同じチェーンの広告が複数店分掲載されることも珍しくなかったのです。
莫大なコストがかかる上に、自社競合で応募も少ないという悪循環が起こりました。
そのころ、ホームページ導入が流行っていたので、そこに一括したリクルート情報と応募システムを導入したら、効果は同じでも経費は下がる!!。という考えのもと、各社がリクルートシステムを自社運用しはじめたのです。
現場サイドでは自社の応募者を自社サイトに誘導する事に集中し、経費が下がって、応募も得れていました。
(下)に続く