飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

営業コンサルが新入社員 (上)

グルメサイト系や広告関連会社などから電話で営業がされる事が多いです。

 

ポインターの人は一生懸命に営業コンサルとの1対1の話し合いに持ち込もうと思ってお話ししてくれます。そこそこ中堅な年齢の方が多いと思います。

 

先日、わりと大手の会社さんが、電話をくれました。LINE公式アカウントのコンサルをしたいようで、いろいろとその会社のできるサービスを説明してくれました。

 

残念ながら、私はLINEアカウントについてやり込んでいるので、セールスされたサービスはレベルの低いもの(初心者向け)でした。

私は「レベルが合わないので」と言って、断ろうとしましたが、結構食い下がられました。

 

私が「やり込んでいる私にセールスできるサービスがあるなら聞きますよ。」といったら、アポインターはきちんとその旨を、営業に伝える事を約束してくれたので、日時の約束をしました。ZOOMでのミーティングです。

 

で、ミーティング当日、入社2年目の営業コンサルと名乗る女性が私と話をしてくれました。

残念ながら、私の要望は正確には伝わっておらず、営業されるサービスはニーズに合っていません。

 

「まぁ、しゃーないなあ」

 

と思いながら、当店の現状を話しながら営業コンサルさんの言う事も聞いてたところ、その営業コンサルさんが

 

「私の話って、御社のニーズに合ってませんねえ」

 

と、言い始めました。

 

(そんなことは、最初からわかってんねん)とは思いましたが、

売る側から、そうはっきり言われると、感心しちゃって、優しくなりました。

 

最近

電話でアポイントされて、

ニーズを伝えて日時を決めて、

ZOOM会議には入社2年目くらいの社員が出て来て、、、、、

やっぱり型通りの話をし始める、

 

というケースが多くなりました。

 

勝手な想像ですが・・・

 

コンサルタント」って、大学生の就職希望者が惹かれる職種です。この入社2年目女性もその職種にひかれてこの会社に入ったのかもしれません。

だから、

コンサルで入社させた手前、テレアポをさせる訳にもいかず、この場面からでてくるのかな。

 

しかし、

商談をする前の準備で一番大切な事は、相手のニーズを見極める事です。そのためには細かく情報をとる必要がある。相手と事前に話せるなんて最高なんです。それを自分でややらないで、いきなり商談だけをするなんて、、、難しい。醍醐味が無い。楽しくないやろ。

 

彼女の話は、一般的過ぎて響きません。大型の会場でやってるようなパワーポイントですわ。

 

以前も他の業者で、「サシ(1対1)で話をするなら、ウチのインスタぐらい見て来いよ」って言ったら、「それは良い方法だですね」と、ほんまに感謝されたときがありました。

 

正気か?

 

と思うと同時に、現在の大企業の人材育成スキルが心配になりました。

 

若い人とサシで会話していると、こういった経験に基づいたアドバイスに対して、本当に喜ばれます。ご機嫌取りではないと思います。

 

何度もプレゼンしてきて、意見を求めてくる奴もいました。

自分が間違ってるなあと思ったら「私、間違ってますね」とお客さんに言えるなんて、素晴らしい人材だと思いますよ。ちゃんと育ててほしいなあ。

 

知らんけど。

(下)に続く