「ウーバーイーツ導入時にお世話した〇〇社です。あなたのビジネスを手助けしたいのです」と、セールスされました。
電話でアポイントされて、ある程度お話を聞き、特に問題が無いので「会ってもいいよ」と伝えました。
そうすると、ZOOM会議のオファーが来ました。
アポ電話の次の段階は ZOOM会議ぐらいがちょうどいいです。自宅で会議できますので、出勤時刻を調整することもなく、「ヒマな時間」を使えるからです。
但し、お店を実際には見ていない人とお話するのですから、ZOOM会議で商談がまとまる事はほぼ無いでしょう。
お店を見ずにコンサル的な商談を仕掛けてくるということは、現状分析が必要ない物を売って来るか、商談がヘタかのどちらかです。
今回の会社もウーバーイーツのやり方の提案かとおもいきや「バーチャルレストラン」として別の宅配ブランドを立ち上げませんか?というものでした。いろいろ投資の必要な案件です。
飲食店には厨房設備があるので、それを使って宅配専用に違う店名で違うモノを売る商売をすることはできますが、そうなると厨房の広さや冷凍冷蔵庫のキャパシティがキーポイントになるのです。
しかし、店舗を見たことのない営業さんは厨房のキャパシティがわかりませんので、商談は進みません。
店側が「キャパが足りない」って言ってるのに強く推して来るような営業さんでしたので、話はすすんでいません。
ふと、思うのですが、飲食店ビジネスってのコンサル(お手伝い)の営業をよくされますが、ほとんどは新しい設備やシステムを売るのが目的です。コンサルの営業のふりをしていますが、コンサル能力はありません。
しかし、本来は(お手伝い)っていうからには、本当に飲食店ビジネスに精通した人による、
現在のお店の人材育成の改善とか、
メニューの改定とか、、
SNSの出し方とか
そういうことの相談が先だと思います。
しかし、現在の飲食店は
オーダーシステムやレジシステム
冷凍食品をつかったバーチャルレストラン
配膳ロボット
など、技術革新によって生まれた「新製品」の格好の売り込み場所になっているように思います。コロナ禍に一時売れたシステムやビジネスモデルですが、そろそろ難しくなってきています。ブームは終わったのでしょう。
ですが
営業の人とおはなしすることは最新情報を得る意味で大切な時間ですが、
お店のレイアウトも見ずに、設備投資を要求してくるような無責任な業者さんが多いのもまた事実です。
私は自分の会話能力と情報量を高めるために「修行」のつもりで辛抱強くお話を聞きます。
ですから、たいがいは相手さんが「撤退宣言」して終わる事になります。
何十件に1回は、本当に成約に至る事もあります。
おちょくっているわけではありません。
でも、私は面倒な客だと思います。
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