飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

オレのターンやで!って言うてみたい。

コンビニや飲食店を利用していると、「違和感」「気になること」があります。ささいなことなのですが、ある「長い間の違和感」について気が付く事がありました。

 

ドライブスルーの会計で小銭を触っていたら、なんか見えづらくてモタモタしてしまったんです。そしたら会計の女の人が

「dポイントカードか楽天カードお持ちですか?」って聞いてきました。

私「い、い、いや、いいです」

すると、今度は

「ストローさしていいですか?」

私「あー、、はい、はい」

 

私は、暗くて小銭が見つからないので焦っていたんですが、話しかけられて混乱して、間違ってしまいました。ですからさらに探しなおして再度小銭を払いました。

 

お客さんは会計のためにお札や小銭を触っている時にあれこれ質問されると、いいかげんに答えるか、混乱するかです。

 

そもそも相手がお金をさわっているときに、質問してくるって・・・失礼です。

そう思うとだんだん腹が立ってきて、お金を触っている時に質問されたら、お金を探す手を止めて、相手の顔を見て「はい」とか「いいえ」をはっきり言うてやろう、と思う。

 

「dポイントカードや楽天カード」「ストロー」とか「砂糖とミルク」とかは、どこかのタイミングで質問しなければならない。だから、無理矢理なタイミングにはめ込んでくるのですが、お金を触っている時は最悪です。

 

でも、店員さんには 最善のタイミングに見えるのでしょうね。会話中の自分の空白時間を埋めることができますから。

 

よく考えてほしい。会話の基本は

 

「自分のターン(順番)になってから話す」が原則です。

(「ターン」とは攻守交替のあるゲームとかで「俺のターン」とかと表現される事から使われるようになった言葉です。会話においては自分の順番という理解でいいと思います)

 

店員がお会計金額を伝えて、お客様が会計の用意をしているときは「店員のターン」ではありません。

 

お客様のターンなのに、ズカズカと踏み込んでくる店員は結構多いです。

 

マニュアル上、確認のため話さないといけない事が増えたにもかかわらず、レジ袋の廃止や釣銭マシーンなどの出現で、会話できる時間(ターン)が減ったので、なんとかして「決められたフレーズ」をぶち込んでくるのです。

 

店員さんはそんな事に気が付いてなくて、言うべきことをいってるんでしょうが、失礼かつ非効率なことが行われている、とは思っていないですね。

場合によってはお客さんを失ってしまうかもしれないのに。

 

だったら、スマホ会計にしたええんですけど、そういう問題じゃないんです。

 

店員がお客様の立場に立って考えているのか?店長が店員とお客様のやり取りを観察しているのか?という問題を書いているのです。

 

小さな問題点ではありますが、

ハード(装置)を変革してるんだから、ソフト(ノウハウ)も変えないとね。そういう経営者が「働きやすい職場」をつくるのです。

 

マニアックかもしれませんが、まずは観察からです。