4月1日!
いよいよ、新1年生が動き始めます。ぼちぼちアルバイトの応募もはいってくるんじゃないですか?
すでに人が足りない状態になりつつあるお店も、
まだ「足りない」状況ではないお店も、
「人を雇わないといけないなあ」と思い始める季節です。
人を増やすために最初にやらなければならない事は、「募集」ではありません。
「採用計画の策定」です。
でも、採用計画の策定には「退職数の予測」と「売上げ計画」が必要です。
つまり、退職の時期と人数の把握が「スタート地点」なのです。
学生さんを採用している場合、「卒業」がありますので、退職計画を立てやすいです。
フリーターや主婦さんはいつ「退職」するのかわからないので、難易度が増します。
定期的に辞める(卒業する)学生さんでスタッフを組むと、 リクルート計画は立てやすいのですが、毎年「ズブの素人」が入って来ることになります。稼働率も低いので、同じことを何人もの人にトレーニングしないといけません。
ですから、お店の育成能力を高めるか、トレーニングすべき項目を減すことが必須です。
反面、
フリーターや主婦さんを採用した場合、稼働率が高く、安定していますので、トレーニングの対象者が少なくて楽です。しかし退職時期が予測できないし、退職されたときの後釜を育成するのに時間がかかります。どちらも一長一短があります。
では、学生とフリーターや主婦を混ぜればよいじゃないか!と思われるかもしれませんが、これが結構難しい。扱い方が違う人々が同じフロア―で働くことになるからです。
ですから、多くの場合、昼間は主婦とフリーターで運営し、夜は学生で運営する、というふうに分けるケースが多いです。
もう一つの視点として、それぞれの特性を生かしているか?というチェックポイントがあります。
学生を採用した以上、卒業まで働いてもらわないと、そのメリットが享受できません。「退職時期が正確に予測できる事」が学生採用のメリットだからです。
逆に
稼働率の低いフリーターや主婦の採用も、メリットがありません。
学生が急に退職してしまったりフリーターの稼働率が低いようなお店作りは、非効率なので戦略から考え直すべきです。
自分のお店のリクルート商圏にマンモス大学があれば、スタッフを学生中心にするでしょうし、そうでなければフリータに頼るでしょう。
この、判断をするのが店長の仕事で、採用計画の出発点で、店舗経営のスタート地点なのです。