「つくづく思う事」を書きます。
「雇った人がすぐやめてしまう」とか「人材育成が進まない」という言葉をよく聞きます。早期退職と新人の育成は密接に関係していますし、この両方に問題を抱えたら人手不足に陥る事は明らかです。
早期退職の原因と考えられる事はいろいろありますが大きく分けて以下の2点です
・お店が忙しすぎた
・お店が暇すぎた
この2つでどちらが深刻かというと「お店が暇すぎた」です。
意外に思われるかもしれませんが、
お店が暇すぎると、働くステージがありません。最初はラクでいいなあ、と思いますが、だんだんしんどくなってきます。つまらないし、ヒマだから人間関係に気を使わないといけなくなるし、面白くない。
新人にとって
なぜ自分が採用されたのか
どんなふうに使われていくのか
が見えないのは苦痛です。
新人さんは「お店が忙しい」から採用されたわけですから、忙しいことは予測できますからある程度我慢できます。
ですから、新人さんに入ってもらう時間帯を「忙しすぎる」から「ややソフトな売上げ」の時間帯に変えて実践的なトレーニングができれば、順調に育成が進むと思います。
慣れてきたら、暇な時間帯に起用して、動きを確認したり課題を見つけたり、個人的な人間関係を築くようにしたらいいです。
まずは戦力として働き場がある事が大切なんです。
働き場を作るには、活性化が必要になります。つまり(計画的な)退職者が必要なんです。だれかが辞めないと働き場所が確保できません。
急に退職されたり、ローパフォーマーがいつまでも居座ったりすると人手不足を感じる事になります。育成も進みません。
プロ野球ではオリックスバッファローズがパ・リーグ優勝しました。3連覇です。
この球団は2023年に有名な4番バッターの吉田選手がメジャーリーグのレッドソックスに移籍していますが、その抜けた穴を現有戦力が埋めることによって新しい人が育っています。
また、主力選手の引退をFAで補っていたころの阪神タイガースは優勝できなかったのですが、FA選手が引退した穴を若手の新人選手で埋めていった結果、タイガースは生え抜きのスタメンでぶっちぎりの優勝を成し遂げました。
効果的な退職とでもいいましょうか、計画的な退職予測をきちんと立てている事こそが、人手不足に陥らない秘訣です。
退職は決してネガティブなものではなく、計画的な活性化には不可欠なモノなのです。卒業祝いとか退職お祝いパーティなどを定例化していくことも人手不足対策になりますので、考え方を持っておいて損はないですね。
退職はチャンスですよ。活性化できます。せっかくのチャンスをスキマバイトなんかで補っていてはもったいないです。
計画的な育成と計画的な退職はセットなのです。
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