今年の1年生の面接をすることになりました。
今の時期は、大学生になって地元から兵庫県に引っ越して来た人が、入学式を終えカリキュラムの申し込み等も行って授業を受け始めた頃です。
だから「そろそろ、何かアルバイトでも始めようかな。」「アルバイトしたいな。」と思いはじめるころでもあります。
3月の下旬に上品なお母さんとすっきりとした娘さんの親子連れのお客様が御来店されました。
お母さんが私に話しかけて来たので対応すると、娘さんが4月から関西学院大学の1年生になるので、地元からアパートに引っ越してきたとのことでした。
そのアパートというのが当店から徒歩2分で、今でも当店のアルバイトさんが2人住んでるのです。
「ご縁ありますねえ」と言いました。
「じゃ、ウチでアルバイトしてくださいよ!!」って言いたかったのですが、そこはガマンして、こういうケースは”アピールと思いやり”を見せます。
「ウチはアルバイトさんは全員大学生ですよ」
「このあいだ卒店コンパしたばかりです。そこに写真がありますよ」
「あなたのアパートには歴代7人のアルバイトさんがいましたよ」
「学校が始まると入学式とかカリキュラム申請とかあるから、そういう事を済ませてからアルバイトを探したほうがいいですね」
「サイトに当店の労働条件とか書いてあるから、よく確認して良かったら応募して下さい。」
まあ、こんな感じでコミュニケーションしておきました。
本当は喉から手が出るほど欲しい人材でした。すらっとしてかわいいし、はきはきしてるし、、小声で「ここでアルバイトしたい!」ってお母さんに言っているのも聞こえましたしね。
でもやっぱり 果報は寝て待てっていうか・・・やせがまんしました。
「じゃ、あしたからアルバイトしましょうよ」みたいな強引な流れは避けたほうがいいいですよ。
やっぱり
ご自分で条件を確認してQRから応募してくるルートを使わせるようにしたほうが
あとあと、良い状態を保つことになるからです。
ホンマに応募してくるか、不安でしたが、やっぱり来ました(ヨッシャー!!)
「百聞は一見に如かず」
学生さんにとっても、お客様として実際に飲食してみてサービスや雰囲気を確認して、「ここで働きたいな」と思ったところに応募するのが一番良いのです。
最近はいろんな飲食店で「バイト体験会」みたいなものを開催して、スムーズな応募につなげようとする試みもあるようです。お店に好印象を持っている人が最終確認的に体験会を利用してくれるのでしょう。
この体験会を成功させるポイントは「やせがまん」と「おもいやり」です。
相手の状況をよく見て、自主的に応募させるような流れを確保しておくことが重要です。