飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「4月のカリキュラムが決まらないので希望スケジュールが提出できません」と言われたら

 

「カリキュラムが決まらないので希望スケジュールが提出できません」とアルバイトさんに言われました。大学のカリキュラムが決まらないので4月の希望スケジュールを出せない人がいるからです。どんなお店でもありがちなことです。

 

さあどうしましょう。

 

当店は1カ月単位でスケジュールを決めています。

 

希望スケジュールを決められない人を救済して4月後半のスケジュール作成を遅らせる方法があります。

しかし、これはすでに4月分の希望スケジュールを提出できている人にとっては不利益(不公平)な施策になります。

 

だから悩むのです。

 

こういう場合は 店舗利益の優先に徹して「公平性」を保つ事にしています。

 

すなわち、まずは来月の希望スケジュールを集めてみて、完成しそうだったらそのまま完成させる。

しかし、希望スケジュールが不足して作成不能の場合は

「カリキュラムが決まらなくて希望ジュールを出せない人を救済する」というコメントを出して、4月後半部分の作成を遅らせる。

こういう事です。

 

結果としては、希望スケジュールは不足しなかったので、4月全部を作る事にしました。ノーマルではない例を作る事はなるべく避けたかったので、よかったです。

 

アルバイトさんには下記の告知しました。

 

「3月25日までに 4月30日までのスケジュールを作成いたします。追加で希望を提出したい人は今日中にLINEで提出してください。大学のカリキュラムの決まらないので提出できない人は、(学業は大切ですから)4月は無理しないで、5月に頑張ってください。」

 

この告知を出したら、数人が追加スケジュールを出してきました。

やっぱり出せない人もいます。

 

 

正直なところ・・・・

大学のカリキュラムが決まらなかったとしても、4月全部の希望スケジュールが提出できないはずはないのです。すくなくとも土日は学校無いし、、、。土日に実習があってスケジュールが出ない人もいますが、それはカリキュラムの問題ではありません。個人の問題です。

 

人間というものは 個人の問題を 全体の問題や社会の問題と置き換えたいものです。そのほうが気が楽ですから。

でも突き詰めていくと、やっぱり個人的な事に帰着するケースがほとんどですね。

 

リーダーは、「そんなん個人の問題やろ!!」とか言わずに、落ち着いて情報を精査し、段階を追って事実を明確にしていき、見通しを立ててから、よりリスクの少ない決断を伝えるようにすればいいだけ。

 

「カリキュラムが決まらないので希望スケジュールが提出できません」って誰かが言ってきたからといって、大多数の大学生が4月は同じ状況だ、と思ってはいけないのです。

これ秘訣です。