飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

まだまだ「おわりのはじまり」です。 5類接客

「5類接客」...戻った笑顔 星野リゾート「脱マスク」もてなし(福島民友新聞) - Yahoo!ニュース

 

「5類接客」という新しい言葉を聞きました・・・・

 

 

私の住んでいる地域だけなのかもしれませんが、ほとんどみなさんマスクを着用されていますし、スーパーや飲食店の多くはアクリル板やビニールシートが設置されたままです。

1人で車を運転しているのにマスクをしている人もいます。

 

今後、この傾向はどうなっていくのでしょうか?

 

”飲食店が「脱マスク」に踏み切れない理由” とか

”コ〇ナ終わるわけではない” とか

”企業それぞれの選択” とか

 

いろんな切り口の報道はありますが、これといって確信をついたものは無い。

 

企業や店舗の選択肢は

・個人の判断とする

・外さない

・外す

の3個だと思います。

 

小さな個人店では「個人の判断とする」といいながら、全員はずしちゃってるって店が多くなります。

 

企業においては「個人の判断とする」といいながら、ほとんどがマスクを着けているってことのほうが多いですね。

 

当面の間、着用します、ってお店もあります。

 

このあたりがスタンダードパターンのようです。

 

「星野リゾート」8日から一斉に“マスクなし” 賛否両論にも「笑顔でおもてなししたい」と決断|FNNプライムオンライン

 

やっぱり際立っているのは

「お客様に笑顔でおもてなしをしたい」

という方針を打ち出した星野リゾートですね。

別にそこまで言わんでも、個人の判断ってことでみんな外しても誰も文句言わないのに、やや強制的に外す事としたとも思われるやり方をとった意味は何なんでしょうか?

 

もしこのまま、大きな感染リスクもおこらずに、世間がゆっくりとでも「脱マスク」したら、星野リゾートさんのサービス哲学は他企業よりも優れているという位置づけになるでしょう。

同調圧力に屈せず、持論を通した企業として尊敬されるし、みんなこのホテルを利用したがるし、従業員は社長を誇りに思うでしょう。

 

逆に、再感染騒動とか、批判に屈するとかの問題が起こって、また「マスク当面着用」とか「自主性に任せる」とかに戻ったら、信頼は失墜します。マスク着用派からはナメられ、脱マスク派からは叱責されます。従業員もあきれはてるでしょう。

 

成功するにしても失敗に終わるとしても、様子見を嫌い、自分の考え方を表現したい人なんでしょうね。

この社長は個人事業主のような感覚と覚悟をもって企業経営してるんだなあ、と強く思います。中小企業のおっちゃんが賢くなったみたいな人ですね。

この人の言動を見ていると、オーナー社長って楽しそうだなあ、とも思います。

 

私も「お客様に笑顔でおもてなしをしたい」と思っていましたし、それこそが私のお店の競争力の源とも意識していましたので、この3年間マウスシールドで営業しておりました。換気良いお店ですし、客席の間隔も広かったので、叱られる事や、お客様が離れてしまう事もなかったようです。

 

とにかく、感染騒動は終わっていません。おわりの始まりくらいです。