飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「人手不足」イコール「募集しても来ないから」、だけではない

こんな記事がでていました。

 

【記事】

「もうやりたくない…」人手不足が顕著な飲食店のアルバイト 経験者たちが語る苦い経験 | マネーポストWEB (moneypost.jp)

 

前書きはこうです。

帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2023年4月)」によると、正社員では51.4%、非正社員では30.7%の企業が人手不足と回答。非正社員の業種別では「飲食店」が85.2%と10業種のうち唯一8割を超え、就業者数がコロナ前の水準に戻っていない状態が続いている。アルバイトを募集してもなかなか人が集まらない飲食店も多いようだが、一方で飲食店のアルバイト経験者のなかには、「たとえ時給が高くても、大変だからもうやりたくない」という声もある。そんな経験者たちの声から、飲食店アルバイトの実情を探った。

 

で、飲食でアルバイトした経験のある3人の人の談話が載ってます。3人とも職場環境がわるかったと言っています。

 

 

話にウソはないと思います。

 

ただし、内容をよく読むと「募集してもなかな人があつまらない」だけではないといいたいようです。

 

記事を読むと、3人の「証人」は「飲食で働いたが、労働環境が悪かった」と言っているのです。つまり応募はしているのです。

 

「募集してもなかな人があつまらない」視点で記事にするなら、「募集に大金を費やしているのに応募が来ない」、と言っている飲食経営者を取材すべきでしょう。

 

つまり、この記事を書いた人は

「労働環境の整備ができていないから人出不足になるんでしょ」

「応募があってもやめちゃってますよね」

って言いたいのではないか、と思いました。

この記事をよんでいると、

『募集して応募はきてるのに、ひどい扱い方をしてるので、辞めてしまったりして足りなくなっています。残った従業員も愚痴を拡散しています。なのに、そこそこは応募があります。ですから経営者は負のスパイラルを気にしていません。世の中のせいにしておけばいいからです。』という現状が見えてきます。

 

普通は採用できる人数が非常に少なかったら、辞めたら困るから環境整備や待遇改善しますが、飲食店はどこでも募集すればソコソコの応募数があるから、せっかく採用した人が辞めたくなる環境を見過ごしてしまうのです、と言われているような気がする。

 

微妙な見え方の違いです。

 

こういうことに 飲食店長が気づいてくれたらいいなあ、と思います。

 

「人手不足 ≒ 募集しても来ない」だけではないと気付けば 商売繁盛へ一歩前進なんだけどねえ。

 

この記事をみて「ほらみろ、人手不足は俺の店だけじゃない。世間一般の問題なんだ」と思ってる人は この商売には向いていません。苦しむだけでしょうねえ。