飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ニックネームの使い方

 

とあるアルバイトさんが大学4年生になって卒業する直前に

 

「店長は最後まで私を(下の)名前でよんでくれなかった」といわれたことがあります。ほかのアルバイトはみんな(下の)名前で呼んだことがありましたが、彼女だけはなぜか苗字で呼んでいたことに、その時気が付きました。

すこし呼びにくい名前だったこともありますが、採用面接のとき「すごい美人だ」と思ったからかもしれません。「美人だから照れたんや」とは言えず、適当にごまかした気がします。

 

名字で呼ぶのか?

名前で呼ぶのか?

はたまたニックネームで呼ぶのか?

 

どれが良いとも思いませんし悪いともおもいません。ケースバイケースでしょう。

なるべく統一したほうが不公平感が無い。

 

しかし、お客様の前とかでは名字にしたほうが無難ですかね、下の名前で呼ぶ場合も「~さん」と敬称をつけたほうが良いでしょう。ちゃんとしたお店に見えます。ニックネームだけで呼び合うのは仲間内にとどめてください。

 

プロ野球の監督とかコーチのインタビューで、インタビュアーが「〇〇選手」って呼んで質問してるのに、ニックネームを使いたがる人がいます。

例えば

インタビュアーが「佐藤選手の調子はどうですか?」

監督が「テルはこのごろ・・・・」

みたいな受け答えです。 

 

人によって好みはいろいろですが、私はこういう受け答えをする人、監督として成功していない、と感じています。

「テル」ぐらいなら佐藤輝明選手だとわかりますが、中には誰だかさっぱりわからんニックネームもあります。

記者に答えているつもりかもしれませんが、記者はファンを代弁して質問をしていると考えたら、これは失礼な受け答えじゃないでしょうか?自分と選手との関係が深い事を匂わせたいんでしょうかねえ。

 

選手の苗字を呼び捨てにするのはアリと思います。

監督=上司、選手=部下、ファン=お客様と考えると、お客様の前で部下を呼び捨てにしたり、君づけで呼ぶのはアリです。

最近では新庄監督が「君づけ」で選手を呼びますね。面白いです。

 

飲食店に例をとると、アルバイトさんの友人や家族が御来店されたとき「うちの娘はご迷惑をかけてませんか」みたい会話になったとき

「あー、ハナコはとてもよくやってくれています」とか名前を呼び捨てで答えたら、親としてムッとします。気を付けてほしいものです。

環境が心配されますし、リーダーの知性が疑われます。

親御さんは謙譲してるのですから。

日頃、仲間内だけで会話しているときは、呼び方はなんでもいいと思いますが、気をつけないといけないシチュエーションがある。

 

PS

野村監督は 田中選手を「マー君」と呼んでいましたなあ。

でも凡人はマネしないほうがいいでしょう(笑)

マー君 紙の子 不思議の子

 

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