飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ファミレスの無人化に対して

先日、「ゴーゴーカレー」が食べたくてガストさんを利用しました・・・・。

 

 

遂にファミレスも無人に突入したのですね。

 

お好きな席を選び

タッチパネルで注文し

配膳ロボットが持ってきたものを食べ

ドリンクバーで自分の飲み物を入れ

セルフ会計

いたしました。

 

見事なもんです。

 

もちろん、

これによるサービス低下をどうカバーするのか?

客層の悪化の心配はないのか?

等、の心配はありますが、

今回、その話は脇に置いておきます。

 

今日、みなさんに疑問を呈したいのは

「深夜料金」です。

 

今でも多くのファミレスでは

22時以降の注文については深夜料金が10%載せられます。

 

ガストさん曰くは・・・

深夜料金につきましては、午後10:00から午前5:00の時間帯に入店されたお客様に対し、飲食代金の10%をサービス料として頂戴しております。
また深夜料金は法律で定められた税金ではなく、弊社独自で深夜サービス料金としていただいております。何卒ご理解の上 今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

と、いうことです。

 

深夜料金の根拠は、

「法律で22:00~5:00までは時給を25%UPさせる必要があるから」です。

 

 

しかし、全てのサービスを無人化したのですから、

深夜料金も ゼロか・値下げしないといけない、と思うのは私だけでしょうか?

 

厨房で働く人もいるわけですから、多少の深夜料金は発生するとしても、

人間がフルサービスしていたときと同じ金額の深夜料金を取る根拠は、無いはずです。

 

こういう盲点を突いてくる人って必ずいますね。(オレやけど)

 

企業内で議論されたのかどうかも知りたいところです。

 

 

さらに、

無人化を達成したならば営業時間はどんどん延長して

深夜営業を加速すべきだと思います。

治安との兼ね合いもでてきますが

その問題を解決して、営業時間を最大限伸ばしたり

24時間営業などにしてこそ、無人化・機械化の恩恵です。

 

我々のように深夜まで働く者にとって、深夜3時~4時まで営業してくれるレストランって最高にありがたいのです。

 

DX化のためのDX化ではなく

店舗機能の向上による売上げUPをもたらす戦術のひとつとして

DX化に取り組んでほしいです。

マシンを導入する事によって

深夜料金の撤廃とか

明け方まで営業、とかがあってこその

ビジネス戦略ってもんじゃないでしょうか。

 

機械を導入して、その先に何があるのか?

 

そういう発想ができる企業が生き残っていけるんじゃないかな。

 

ファミレスの配膳ロボットとかセルフレジとかは大嫌いですが

やるならやるでトコトン頑張ってほしいです。

今のままだと 顧客不在とか・サービス低下という言葉しか

思いつかないから、、。

 

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