飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

寿司テロ

回転すし屋さんでえげつないいたずらをして、その画像をネットに出す子供がいました。

顔丸出しなんで、すぐに個人名を突きとめられネットにさらされてます。

画像の影響か、スシローさんの株価が暴落して、100億以上の損害を出したり、その損害賠償をいたずらした子供の親に請求するとか・・・

多方面で問題になっています。

 

またまた、飲食店由来の社会問題が出てきました。

 

犯罪行為に等しいいたずらですが、ヤル人は軽い気持ちなのかな。

その後も模倣犯的な投稿が後を絶たないようです。

 

回転すし屋さん受難の季節が来ました。

 

こういう”だれもが嫌がる事”をする人が一番悪いし、許せません。被害は甚大だから同業者としては、警察がつかまえて相応の処罰をし、今後、誰も模倣しないような抑止力となってほしいです。

 

それは当然として、、、、

 

コ〇ナ禍における回転すし屋さんの対策に対して、このブログでもあれこれ書いてきました。

 

その内容に照らし合わせて、見方を変えて、今回の事件を考えてみましょう。

 

多くのチェーンレストランは コ〇ナ禍において、多種多様な「非接触サービス」を取り入れてきました。無人レジ、配膳ロボットなどです。その中でもスシローさんはトップランナーだったような気がします。

 

つまり、スシローさんは、営業中「ほぼ無人」にできるのです。

 

もちろん、ボタンを押したら従業員さんが来てくれますので、善意のある普通のお客様にとって問題はありません。

 

でも、「イタズラをしてやろう」という悪意のある人にとって、”やり放題”な場所になっている事が、今回の事件で証明されたとも言える。

 

たとえば「餃子の24時間無人販売所」は、万引きをしたら必ず捕まるようにいろんなアングルで防犯カメラを付けています。同じように、スシローさんにおいても 被害があれば監視カメラで犯人を突き止めることはできるのでしょう。

 

でも、24時間無人販売所では、やっぱり万引きしたくなるののと同じように、スシローさんでは「いたずらしたくなる」のだと思います。

従業員の目を盗みやすいからです。

 

企業側も非接触が建前だから、オンタイムてお客様を観察して、サービスを展開する機能重は捨てています。

 

接触サービスとか言うてますが、ボタンが押されたらするのはサービスではなくて、「対応」です。

 

オンタイムよりオンライン、なんてね。

 

企業側は非接触サービス、無人サービスを推し進めていくと、こういうリスクがある事を予測していたとは思いますが、「イタズラかネットにさらされ株価が暴落する事」まで予測していたとはおもえません。

 

バイトテロが収まったと思ったら、寿司テロですわ。

 

厳しい言い方をしますが、

 

「サービスのレベルを下げれば、客層は悪くなる」

 

いつもは近くにいたはずの従業員がいなくなれば、サービスのレベルは物理的に下がります。企業がメカニックの開発によってサービスの低下を補っています、と言っても、お客様がそう思っていなければ、単なるレベルダウンです。

 

イタズラをしたい人にとっては”チャンス到来”です。

 

今回の問題がコ○ナで変容したサービスのありかたを考え直す機会になるのではないか、と思いたい。

 

売上げや株価に悪影響がでてから考えても遅いとは思いますが。

 

でも、ぼくの行くスシローさんは今日も大繁盛だった😊😊😊😊

 

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/252673?page=1