防犯カメラって本当に「防犯」しているのでしょうか?
回転すし屋さんで”迷惑動画”を撮った犯人は自身顔出しでSNSに迷惑動画を投稿しています。このことが大きく報道されました。
したがって、この事件が報じられた日以降は、
防犯カメラに抑止力はなくなりました。
無人・非接触化が進むと、それによって引き起こされる問題を「抑止」するために、罰則や防犯カメラ・警告告知などを強化します。しかし今回のように、その対策を「あざ笑うような」いたずら(犯罪)行為が、発生しているのです。
例えば、車載カメラを装着すれば、事故が起こったときに誰に責任があったのかを、あとで明確にすることはできますが、事故は防げません。追突しそうなときにアラートブザーが鳴っても追突するときはします。
しかし、追突しない機能を装備した車を買えば、自分が追突事故をする事はなくなります。
は私たち飲食店経営者は、「追突しない装備のある車」のようなお店を目指すべきだと思います。
防犯カメラをたくさんつけるだけではなく、
迷惑行為や犯罪行為を止めることができる人の育成を進めるべきではないのでしょうか。
無人化・非接触化は時代の最先端だから、人を配置するなんて時代を逆行しているアナログ人間の発想だ、と言われるかもしれません。
人に頼らない事が労務費の増加を抑えるだけでなく、サービスの安定・人不足の解決策であるかのようなまちがった認識の時代はもうすぐ終わるような気がします。
だって現実はそうなっていませんから。
やっぱり、人材育成に取り組むことが、一番儲かるし、確実だし、万能だ、という事とに気が付く人がでてくるでしょう。
防犯カメラには、今や抑止力さえも期待できませんが
人間には注意力(未然に犯罪を予測するチカラ)・説得力(いたずらをしないように言い渡すチカラ)とともに接客サービスも同時に期待できます。これほど優れた機能があるのに、無人化を推進する人々の気が知れない。
メーカーには職場から人を追い出す装置ではなく、人が使いやすい装置を作ってほしい。使いやすい機械があれば早く帰れるから職場環境が良くなります。
人材育成が苦手な人達が 職場から人を追い出したいので「装置」に飛びついているようですが、論理的に考えて良い結果にはなりません。早く眼を冷ましてほしい。