飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

体験型防災学習施設 大阪市立阿倍野防災センター あべのタスカル

先日、昼営業中に店内火災が発生しました。

 

心配しないでください。

ダクトの一部が焼けた程度で消火できました。今も営業できております。

 

しかしながら、焼肉店のダクト火災は、火の手が廻りやすく大惨事になっているニュースも多いので、火を見た瞬間は、一瞬ですが”観念しました”(ああ、もう俺の店も終わりだな、と思ったのです)

 

火事に対応しなければいけない立場なのに、不謹慎な心境とは思いますが、そう感じたのです。

しかし一瞬”絶望”したおかげかもしれませんが、冷静に対応できたとも思います。

 

すぐにダクトを止め、お客様に避難していただき、消火器を炎に向けて発射しました。見た感じでは火が消えたように見えましたが、ダクト内部に火が廻っている可能性もあったのですぐに119番通報しました。

 

すぐに、消防車・警察・鑑識・ガス会社等の皆さんが駆けつけてくれて、一気に安全確認等をしてくれました。幸いにして被害は最小限に食い止められたようです。

 

なぜ、火がでたのか?安全装置は正常に稼働したのか?等、すこし不可解な点もあったので現在のところいろいろ調査しています。

 

お昼間だったので、お客様が1組しかいなかったので助かりました。そのお客様も、炎をもてあそぶような焼き方ではなかったし、従業員もよく気を付けていたのですが・・。

 

実は、午後2時に消火器を噴射したあと、消防関係の現場検証に対応しつつ必死に掃除して6時には営業を再開しました。

ご予約のお客様にも(なにごともなかったように)対応しました。

 

これまで、いろんな訓練や研修で消火器を使うデモンストレーションを見たり、やったりしていましたが、生まれて初めて本当の現場で自ら消火器を噴射してみて、日ごろの訓練やビデオ学習のありがたさを強く感じました。

 

 

 

体験型防災学習施設 大阪市阿倍野防災センター あべのタスカル

https://www.abeno-bosai-c.city.osaka.jp/tasukaru/

 

 

今年の夏に、地元の防災委員会の企画で「あべのタスカル」という施設の見学をしていたんです。「あべのハルカス」という超高層ビルをもじったネーミングで(何をふざけてんねん)という不審感をもちながらの見学でしたが、これが実にためになる施設で、いろんな地震・水害・火事などの体験シュミレーションができます。

 

そこで消火器の噴射シュミレーショントレーニングを受けていたおかげで、今回の火災に対処できたのだと確信しています。

 

おもしろいし、ためになるし、お子様連れでもいいので、興味のある人は添付のURLをクリックして、実体験してみてください。オススメです。

では、また 火の用心