飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「守り」を表す定義

今日からプロ野球日本シリーズです。関西ダービーと言われていますが、場所柄もあって当店はタイガースの応援をいたします。予約もはいっています。

 

日本シリーズの熱戦が期待される中、マスコミでは阪神の岡田監督の采配が注目されています。

 

2023年のタイガースは失点が少なく、「守りの野球で勝った」といわれております。

それに対して、昨年2022年は「守りで負けた」と言われています。

baseballking.jp

ヤクルトとのクライマックスシリーズの終盤、エラーと四球を連発して1安打で4点くらいとられて負けたと思います。ファンとしては失望しました。「もう、あと10年くらい優勝なんかないんちゃうか?」とも思いましたが、

それが翌年、一転して「守り勝って優勝」するなんて、アンビリーバブルです。

コンバートもあった

以前は、タイガースが”5年連続でエラー数がいちばん多い事”を問題視する論評が多かったです。我々もエラー数こそが問題で、その削減に取り組むべきだと思わされていました。

 

しかし、2023年の阪神タイガースのエラー数は 2022年と同数で、全然減少していないのです。?????。いったいこれはどういうことなんでしょうか。

 

つまり・・・・

タイガースの ”守りの固さ・守り勝つ野球” のレベルを表すための適性な指標(KPI=key performance indicator)はエラー数ではなかったということなんです。エラー数が減っていないのに、勝利数は激増しているのですから。

 

たとえばタイガースは2023年に 投手陣の与四球が激減し、内野手ダブルプレーの成功率が大きく改善されています。そちらのほうが”守りの固さ・守りの野球”のレベルを判断する指標に近かったのでしょう。

 

多くの評論家やマスコミは「指標をまちがってました すみません」と言って、読書に謝罪すべきではないでしょうか? 注目すべきKPI=key performance indicator を間違えたままのコンサルタントなんて、無用の長物を越えて 害毒 でしかないです。

 

「一流評論家と言われている人といえども案外仕事ができない」、という事例ですね。飲食の世界にもKPIをとり間違えたコンサルタントがたくさんいますからお気を付けください。

 

岡田監督は就任時のインタビューで記者から”エラー数の改善”について質問されたとき、明確に

「エラー数を減らすとかじゃなくて・・・・

エラー数が少ないに越したことはないが、ゲームを決めるような判断ミスや、記録に残らないミスをそうやって減らすかを考えるべきだ・・」みたいな事を言っていました。

・・今になってこの発言を読み直すと、岡田監督はKPIをとりまちがってなかった事が確認できます。

 

仮に「エラー数削減が目標です」とか言っていたら優勝はできなかったのでしょうね。

 

コンサルされるなら、岡田監督に相談したいですね。

 

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