飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

タイミーさんは「3人に2人はリピーター」って言ってます。

「分別過ぐれば愚に返る」(ふんべつすぐればぐにかえる)

 ということわざがあります。

【意味】


あまり深く考えすぎると、かえってつまらない事を考えてしまい失敗するという事。

【語源・由来】

「分別」とは、物事の是非や損得などをよく考えることで、物事を考えるのも行き過ぎてしまっては失敗を招くという事から。

【類義語】
・薬も過ぎれば毒となる

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いろいろ考えて、いろんなことをやってみるのはとてもいいことですが、

だんだん難しくなってしまったり、

まわりの人が理解できなくなってしまったり、

元のやり方でいいんじゃないか?という思考になったりしたときは、

もう一度シンプルに考えなおしてください。

 

最近タイミーさんのCFで

「3人に2人はリピーター」っていう言葉をよく聞きます。

 

スキマバイトさんの3人に2人はリピーターってことです。

一度スキマバイトで応募してくれた人の3人に2人はもう一度来てくれるってことですね。

 

他の業種はわかりませんが、飲食店では1日の売上げが何倍にもなったりすることは、ほぼありません。棚卸とかの臨時雇用とかもないです。

 

ですから飲食店でスキマバイトさんが何度も来てくれているなら、常用雇用したらいいのです。

こういうケースに対して、タイミーさんの論理では「無料で引き抜き」できますってことになります。

 

でも「スキマバイト→引き抜き」じゃなくて、普通に雇用できますやん。

 

 

何らかの理由をつけて「業務の工程を増やす」行為はとても危険です。

「スキマバイトで引き抜き」は人材採用の工程を増やしているだけです。

 

工程の無駄をなくす事は企業改革の基本です。

たとえば、社長と現場の間の役職が無駄に増えていると、無責任や利権・の温床になり、利益が出なくなります。ですから改革のために無駄な役職を減らすのです。

 

タイミーという「高い手数料を払うシステム」を使わせるために、シンプルな仕事を複雑に考えさせているだけに見えるのは私だけですか?

 

経営者は「自分たちの現場にはスキマバイトをピートさせる力がある事」をもう一度認識してください。普通に採用できるはずです。

 

「スキマバイトをピートさせる現場力」をもっている会社なのに、いつまでもタイミーさん頼りだと、その大切な現場力を失ってしまう事に気づいてほしい。

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