多くの店長さんの願いは「言われなくてもやってくれる人を得たい」でしょう。
でも現実は「言われてもいない事をしてしまう人」や「何度言っても違う事をやる人」に悩まされているのが現実かもしれません。
私のお店でも、大きく分けて
・言われなくてもやってくれる人 と
・言われてもない事をする人
に分かれます。
さすがに長期間雇用していると、「何もやらない人」はいなくなります。
みんなそれなりに動いているのですが、「的外れな人」と「外さない人」がいるということです。新人のころは「少しの違い」なのですが、経験を積めば積むほど「大きな差」となってきて、その差は埋まらなくなってきます。
「その差」ができてしまう、第一の原因は やはり「基本の習得」の差だと思います。
基本的な作業には「なぜこうするのか」という理由付けがあって、「間違い」と「正解」があります。
ですから、新人トレーニング期間に「間違い」を指摘するときがあります。わたしが思うに、「間違いを指摘したとき」の反応が将来「言われなくてもできる人」になれるかどうかの判断材料になると思います。
偏見かもしれませんが、
「今、君のやった事は間違っています。次からはこうしてください。」と言った時、
黙って「はい」と受け入れた人と
「はい」が言えない人がいます。
「はい」がすんなり言えない人には2種類あって
・理解ができない感じの人と
・なにか質問してくる人 がいます。
どちらも将来「言われてもない事をする人」になる可能性が高いです。
現代社会の風潮からすると「質問してくる人」は有能視される傾向がありますが、
飲食店で最初に習う動きなんか、質問されるほど深い意味はありません。チームが機能するための決め事なだけです。
そこに質問が発生するということは、お店のやり方が感覚的にわからない・・・つまりチームに合っていない人です。ですからこの人は他のお店や社会では有能なのかもしれませんが、お店では役に立たない可能性があると判断します。
カンタンな事はカンタンに吸収してくれないと、次に起こる やや複雑な事の理解に到達しません。
しかし、カンタンな基本を複雑に理解した人は結局、理解していない人と同じなので、連携プレーに参加できません。
「こだわらないといけないのはそこじゃないねん」って感じです
周りの人がハイレベルなチームの場合、出来ない人は目立っています。でも、表面上は微妙な動きの差なので周りの人達は気づいていても指摘はしません。カバーしてしまうのです。
こうやって「言われてもいない事をしてしまう人」や「何度言っても違う事をやる人」が生まれます。
本質的な原因はわかりませんが、そういうふうに育ってしまう「サイン」はいくつかあります。
注意深く観察していたら、気づくでしょう。人材育成ってむつかしいですね。
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