飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「アレ A・R・E」に思う事

 

2023の 新語・流行語大賞「アレ(A.R.E)」に決まりました。

昨日のブログで平田ヘッドコーチの「お疲れ生です~」に続いて、またしてもオヤジの快挙です。

 

「勝てば官軍」現象であるとは思いますが、良い物は良い!でいいじゃないですか。

 

関西にいる我々にはすでに「もっともすぐれた流行語」でしたが、全国レベルで表彰されるとしては、すこし気後れがあります。

 

「ほんとうの意味わかりますかね?」

「使い方のニュアンスは大丈夫ですか?」

 

大阪のおばあちゃんとかおじいちゃんは

「ナニは今アレやからナニがアレやっといてくれへんか」とか言う事があります。

こういう場合「おじいちゃん何いうとんねん!」という人は少なくて、だいたいの意味を把握して、なんとなくやってほしそうなことをするか、ほったらかしにしておくかです。

 

なぜ把握できるのか?

 

この場合の「ナニ」はを表していますので、「あなた」か「彼女・彼」の意味です。つまり「誰かの都合で何かの仕事ができなかったのであなたにやってほしい」ぐらいの意味です。

ただし、

前後の文章のつながりや、状況の把握がなければ本当の意味での解読は不能です。

ですから、

逆にいうと前後の状況が把握できれば、だいたいわかるのです。

素晴らしい文化ですし、関西人のコミュニケーションスキルの極意ともいえます。

(ほとんどこじつけですけど)

 

前後のつながりがなければわからない言葉を使うって、すばらしいじゃないですか!!会話というのはつながっているのです。切りとっても意味は成しません。

 

人間対人間の会話だから「アレ」が成立するのです。

 

AIでも簡単には判読できない言葉です。

仮に「アレ=優勝」と語彙を認識させたら、AIは大パニックになるでしょう。人間の表現力は無限なのです。

 

mainichi.jp

 

このブログでも何度か「アレ」については書きました。

昨年12月に タイガースのスローガンが「アレA.R.E」決まったときも「秀逸である」と評価していました。「こりゃ流行語大賞いけるで」って書いてるかと思って調べてみましたが、書いてませんでした。

 

残念です。私もまだまだですね。motsunabeyakiniku.hatenablog.com

 

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