飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

カフェをやめたくなる大学2年女子

大学2年生女子アルバイトのHさんとお話していました。

曰く、宝塚駅前のカフェのアルバイトには

「もう行っていない」とのこと。

 

ちょっと前まで朝早くからこのカフェで働いていたのですが、もう飽きたのでしょうか。このままフェイドアウトするつもりのようです。

興味が湧いたので少し質問しフェイドアウトの原因について探ってみると

いくつか出てきました。

 

主婦さんと学生の仕事に対する考え方が合わない

・グランドオープンから所属している主婦があれこれ指摘してくる

・くそ忙しいがそれほど楽しくない

客単価が低い事にびっくりして心配になった

・まかないがない

・一体感がない

 

つまり、楽しくないようです。

 

 

このカフェでは従業員が楽しくなるような「仕掛け」もないのかもしれません。

Hさんは高校時代は運動部のキャプテンで、リーダーシップがあって、すらっとして明るくて、オシャレなのでサービス業でアルバイトとして雇うなら満点の人物です。まだ2回生なのでまだまだ働いてくれるはずです。

 

店長さんはこんな有望な人物が1年未満で退職してしまうのは本当に惜しい、とは思わないのでしょうか?

「1年も続けば儲けもの」とでも思っているのでしょうか?

もったいない話です。

 

こんな感じで退職者や幽霊アルバイトを増やしていては、そりゃ人手不足になりますよ。

 

お店の形態によって「楽しくなる仕掛け」は変わってくるでしょうが、大手のチェーンだったら、

「コンテストをする」とか

「チーム編成」とか

「時給査定」とか・・いろいろあるじゃないですか。

個人経営だったら

「友人関係を温めさせる」とか

「まかないをたくさん食べさせる」とか、

「何かものをあげる」とか・・・・・それなりに”楽しくなる”仕掛け”があるものです。

 

彼女は大学に4年間通うのですから、2年生で退職させるなんて馬鹿げていますよ。なんのためにトレーニングしたんでしょうかねえ。

 

とにかく、「卒業まで働いてもらう」事を優先すべきです。

その邪魔をするなら、主婦に対しても「学生をいじめて退職させてはいけない」と言っておくべきです。(意図的でなくてもハラスメントは起こる)

 

「主婦が辞めたら困る」という考えを持つ必要はありません。お店にとって有益な事をするべきです。主婦も活性化する必要もあるし。

 

そうゆう覚悟が無い店長さんは

自分がドツボにはまることを

覚悟しないといけない。

 

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