飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

最新の情報を得るために、ZOOM会議受けました。

募集活動・採用をサポートする会社からセールスを受けました。ネットによく出ているTというシステムを運営するD社です。特に希望したわけではないのですが、何かの勉強にもなるし、最新の考え方を聞けるかな?と思って受けました。

 

30分のZOOM会議です。

会議前に電話で、「参考として教えてください」ということで「アルバイトは今、何人欲しいですか?」と聞いてこられましたので、

「うーん、難しい質問ですよ。今年っていう考え方でしたらもう必要ないけど、大学4年生が毎年卒業する事を考えるといつも何人かは必要になります。問題は『今』っていつの事なのかですね。『今日、明日、人が足りなくて困っていますから助けてください』というタイプのお店ではないです。それでもこの会議は成り立ちますか?」と言っておきましたが、電話の方は、ZOOM会議に持ち込むことが目的なようで、そのまま流されました。

 

で、ZOOM会議になって いろいろ説明されました。何か質問ありますか?と言われたので

「飲食店は人手不足、と言われましたが、その根拠は何でしょうか?コロナ以後、飲食店の閉店・倒産が相次いでいるのですが、それでも人手不足なんでしょうか」

と聞くと

全国的な募集人数と求職者の人数の対比において募集人数のほうが多いからだという事でした。

「募集人数とは、SNSに募集広告を出す時にお店側が記入する”採用予定人数”の事のようですが、『1人欲しい』とき、『1人』とは書かず、だいたい『3~5人』とか書きますよ。分母自体が不確実な数字なんじゃないですか?」と言いました。

求人倍率といっても、分母・分子を確認してみることも必要です。同じ考え方の数字を 現在、過去と比べて評価する事は有効ですが、流れを見ないで、今の数字だけを取り上げるやり方は効果がありませんし、危険です。

 

その後、”コロナで給料が払えず従業員、アルバイトを失ってしまったお店が多い”という説明でしたので

「なぜ、失ったのでしょうか。時短協力金もあったし、特別雇用調整助成金もあったので、活用していれば、最低限のアルバイトさんや従業員さんの数は維持できたのではないでしょうか?コロナは数年で収束することはわかっているのに、みすみす従業員を失ってしまって、今営業できないって、すこし間抜けな感じがしますね。そんな人は募集コンサル以前の問題なんじゃないですか。私が聞きたいお話はそういうレベルの話ではないですよ。」

 

できるだけ優しく、論理的に、論破しないように気を付けて話をしました。

 

ここで時間切れになったので また来週ZOOM会議することになりました。

発展的な展開ならいいけど、展開せずに「変なこと言う奴」って思われたくないなあ

すこしでも最新の知識が欲しいので、なるべくZOOM会議のチャンスは断らないようにしています。

 

悪趣味といわないでください。

 

ではまた、続編で・・・

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