飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

メニュー開発

今、新しいメニューを開発しています。

ちょっとしたおつまみ程度のものはすぐに売り出しますが、今回はちょっと大掛かりなメニューなので、しっかりした準備をしています。

 

どんなメニューなのかは、まだ差し控えますが、いろんなお店を食べ歩いたり友人から情報をもらったりして研究した上で、開発することにしました。

 

だいたいアウトライン的なものができたら、試食を繰り返すのですが、ここで活用されるのが「まかない」です。

 

大切な事は、味の確認だけではありません。

少量でつくってもオペレーション全体が確認できないのでキチンと1人前以上を作ってみたいのです。

何回も作る事で、味の改善だけでなく、どんな機材が足りないのか?どこに資材や機材を置くのか、洗い物は増えるのか?何と組み合わせると良いのか?どんなメニュー表記にするのか?など、いろんな問題が解決されていきます。

 

それだけでなく、食べたアルバイトさんひとりひとりから、たくさんの提案が出てきます。実際に食べた人の意見ですから、これは貴重ですし、思いもよらなかったグッドアイデアが出てきます。

 

発売前に。こういうプロセスを繰り返しておくと、実際に売り出した時「あっ、あのときのメニューだ。」と思って、親近感をもって売り込んでくれます。

 

売り出したいメニューや新メニューが成功する要件はいろいろあると思いますが、売り出す前に全員に食べてもらったり、開発時からたくさんの従業員を積極的に巻き込んでおくことは不可欠です。

 

まかない出身のメニューに売れる商品が多いのも納得できます。

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