飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

リクルート戦略:「待てる体制」の重要性

昨日、お客様との会話でスタッフィングについて、新しい発見がありました。

新しい発見というか、私とお客様の認識の違いを表現できた、ということです。

 

そのお客様はバーを経営されている人で、「アルバイトのリクルートはどうしてますか?」という話題になりました。

 

当店は、無料サイトのエアワークのQRをプリントした募集ポスターを店頭に貼り付けているだけで、昨年11月から今年の夏までポスターの色や位置を変えたりしながらひたすら応募を待っています。

 

9月ぐらいまでに4~5人採用できれば成功です。もし来なければ有料のタウンワークへの掲載を考えていますが、過去に有料の媒体を使わなければならなくなったことはありません。採用はほぼ大学1年生に限られ、基本的に4年まで働いてもらいます。

タウンワークさん等の媒体は凄く高いので使いずらいということは、そのお客様とも合意しました。

 

そのお客様のが言うには、「足りなさ過ぎて待てない」ということです。学生の立場にたてば、ゴールデンウイーク明けや夏休み明けのほうが採用のチャンスがある事が理解できますが、「それまで待てない」状態なのです。

「待てない」が高額なリクルート媒体を使う理由です。タイミーさんを使う理由もおなじでしょう。

 

したがって、継続的にリクルートを成功させて、安定させるためには、「待てる体制」を作る事がポイントです。

 

私のお店は2年生から4年生のメンバーがいれば秋口までは安定したシフトが維持できます。もともと就職活動の影響なども加味していますので、多少のトラブルにも対応できます。

 

約10カ月で4~5人採用が目標ですから、なんとかなりそうな気がしますし、時間をかけて丁寧に友人紹介の依頼などもできます。

 

ですから、カフェの経営者の人にオススメしたのは、採用活動するのだったら、その投資をもうすこし続行して「待てる体制」ができるまで採用活動をやり続けることです。その時は余計にお金がかかりますが、長い目で見たら絶対に経費は下がります。

 

不足が出るからリクルートするとか

不足が出たからリクルートする、のではなく

 

待てる体制を維持して、不足が出る事を予測し不足が出る前にに育成を完了させるためにリクルートするのです。

 

「待てる体制」を作るために募集・採用・育成をしましょう。結局それが一番オトクです。待てる体制がないとカスを掴む危険性が高まりますから。

 

鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス

 

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