飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

無人販売店の波 と テイクアウトもつ鍋

ふら~ッと歩いていると

24時間の餃子無人販売店がありました。

店頭にはもつ鍋的なポスターが貼ってありました。

「おっ、もつ鍋の無人販売か。これは見ておかないとな。」

と思って店内に・・・

 

 

で、

「もつ鍋」と書いてある商品を手に取ってみると

お肉だけでした。

野菜とスープは自己手配なんですね。

 

 

だったら、このポスターは誇大広告やな~、と思いつつお店を出ました。

 

 

無人冷凍品販売店」って 最近はどうなんでしょうね。

 

コロナ禍で一気に増えました。

無人=人件費ゼロ=儲かる

っていうビジネスモデルっていうか「図式」で圧してきてましたが、

さすがに、「もうあかん」のとちゃいますか?

 

そもそも、無人ゆえに売り方に制約がありますし、

無人と言えども、家賃も電気代もかかるのでランニングコストゼロではない。

コンビニが夜間に冷凍食品を売っているので24時間営業といえども競争力は乏しい。

 

コロナ禍で社会が制約だらけだったときならば通用しましたが、

もはや次の手を考え出さないと・・苦しい展開になるんでしょうね。

 

ちなみに当店では・・・

コロナ禍に開発した「もつ鍋お持ち帰りセット」を今も販売しています。

スープと野菜とホルモンがセットになっていますので、おうちでお鍋に入れて熱してくれれば、おいしいもつ鍋になります。冷凍ではないので、日持ちはしませんが。

 

小中学校への登校禁止期間には

1日50~60セット売った日もありました(単価は1,000円)が、

いまは月に数セット売れているだけです。

っていうか

「まだ買ってくれる人っているんだなあ」と思います。

苦しかった期間に助けていただいたお客様にも感謝しています。

と、同時に、なかなか優れたセットだったな。と自画自賛したりもします。

 

 

販売に関しては・・

慌ててはじめたので、全く準備期間がありませんでした。

売り始めてから、「保健所の許可がいるんじゃないか?」と言い出す人も現れたり、混乱しましたね。

「せっかく売りはじめたのに販売中止とかになったらいややなあ。」と思いながら、正直に保健所さんに相談したところ、思ったより簡単な確認で「販売OK」となりました。

 

「当時は保健所さんも忙しいのに、こんな相談してすんまへんなあ。」と、思ったものです。

必要に迫られ、たった1日で考えた商品ですが、いまでも時々売れているのですから、感無量です。

 

👇ポチっとしてください