今年採用した大学1年生アルバイトYさんは舞鶴出身です。私も若いころ舞鶴で仕事していたことがあるので、現地の地名やお店の名前、思い出や風習の話ができました。
仕事しながらのおしゃべりですからたいした内容ではないのですが、勤務終了してもYさんがなかなか帰りません。
て、いうか帰ってくれません。
それで、気が付いたのは 「この人は今、寂しいんだな」ということです。大学入学で 初めての一人暮らし、慣れないカリキュラムで 試験前でもあるので 毎日がすこしづつ辛くなっているのかな、と思いました。
一緒に働く仲間って 目的が明確な関係だし共感性もあるので
リラックスできるのでしょう。そして話題が自分の故郷の話となるなると特別な時間になるのかもしれません。
当店、時給は普通ですし、社会保険をかける基準の半分も働かないので月収にしたら大した金額にならないバイトですが、続けるメリットはいくつかあるのかもしれません。
賄いで食事ができる、友達ができてリラックスできる とか。
アルバイトをスケジュールするときに 目標となるような先輩と後輩をペアにしたり、あるいは仲良くなるように同年代のペアにしたり 閉店前の暇な時間に1人だけ入れて私と少しでも個人的な話をできるよう にしたり、目的をもって配置します。
常に 店のサービスと人間関係が良くなるように意図をもって仕組んでいくのが大切なことです。
7月30日はお店を休んで宴会します。
新入生歓迎の意味合いでの会ですが、関学の試験が終わって帰省が始まる前を狙って毎年この時期にします。
やめずに長期勤務していもらうには「このアルバイトを続けたい」と思われる理由となる制度を作ろうとしなくてもよくて、「別に辞めなくてもいいかな」と思われるような体験があることで十分かもしれません。
手前味噌な話でした
2019年7月