飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

とうとう、ひとり最終勤務日を迎えました。

大学4年生のアルバイトMさん(女性)が昨日最終勤務を終えました。1年生から4年間働いてくれました。Mさんはアルバイト経験がなかったせいか、とまどっていたので最初は「物覚えがわるいのかな?」と思わせるような行動が多かったですが、あるとき「なぜこの作業をするのか」「誰のためにするのか」について少しアドバイスしたら、見違えるようにテキパキ働くようになり、自信に満ちた動きに変わりました。帰省などでブランクがあって、知らないメニューが増えていても、すぐに適応してくれます。

カラダではなくアタマで仕事を覚えるタイプですね。頼りになります。

その後、ほかのお店でもアルバイトするようになり、2つの飲食店を掛け持ちするようになりました。彼女から聞く他店の情報はとても面白くて、興味深くて、勉強になりました。私の情報源です。

3月に卒店宴会があるのですが、事情で最終出勤が早まりました。

当日、3年生のホール女子2人が彼女の見送りのため、食事に来てくれました。お花も用意していました。Mさんは2つのアルバイトを兼務するようになってから、当店には週1回程度の勤務でしたので、わざわざ後輩が見送りに来たのは少し驚きました。

個人的な人間関係まで詳しくは把握していませんが、「やっぱりⅯさんは尊敬されていたんだなあ」と感じる私。

後輩から見たら先輩の能力や性格などの「値打ち」は正確に判断できる、と思っていましたが、今回の光景を見て確信しました。Mさんは有能なのです。

就職しても彼女の 能力や性格の良さ、真面目さ、温厚さ、楽しさに皆が救われるでしょう。

時を重ねるごとに輝きをどんどん増してくるタイプです。頑張らなくても大丈夫な人ですね。楽しみです。