飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

リーダーシップ

リーダーシップのあり方について考えてしまった

ある知事は、

経済を早期に再開する基準を決め

情報の公開に重点を置き

ウイルスとの共存のため、

外出はしていいが、外出の仕方を考えてほしい!と、訴えた。

民衆は彼の言葉の真実味から、

わかりやすさを評価したが、

有識者から無謀ではないかと批判もされている

彼の担当地域の昨日の感染者は0人

 

ある知事は、

アドバルーン的な表現が多く

国との調整もできている

経済の回復に対する段階的な制約を

7段階に分けて細かく決めて

民衆に守るように訴えた

有識者から感染症に対する用心深さが評価されているが

民衆にとって文章や言葉は多いが

わかりづらく焦点が何なのかわかりづらいと言われた

彼女の担当地域の昨日の感染者は14人

 

私は昔、ある店舗で店長をしていた

テイクアウトとイートインの両方が

可能な店舗だ

その店でテイクアウト時の「入れ忘れ」が

散発するようになった

私は「入れ忘れ」を撲滅させる為に

あらゆる事を行った

発生時間の特定、だれがやったか、

その原因をつきつめ、反省を促し、

改善アクションを細かく設定した

その一連の作業記録を公表し 

従業員に徹底した


で、

結果として

入れ忘れは激増した。

 

私は 動揺し、考え直した

考え方を変えるしかない!

 

私は、

入れ忘れに対する調査と分析は自分で

従来通りにしたが

「だれがやったのか」は公表せず

入れ忘れが起こったシチュエーションだけ

従業員に公表し

改善アクションは特定せず

「私たちのお店がお客様の期待に応える事が

できなくて残念です。」とだけ伝えた

 

結果、入れ忘れは激減した

 

私は 

従業員の良心を信用する事と

1人が全員の作戦を考えるのより

全員が自分なりの戦術を取るとほうが

成果に結びつく事を学んだ。


リーダーの基本はチームを信用することだ

 

民衆を根本から信用している(ような)知事と

民衆の行動を細かく指定した(ような)知事の

 

 

どちらが成果をとるかな・・