飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

1年生だけの夜

手前味噌な話ですが

 

昨日の営業は 

ホール係2人が両方8月以降採用のメンバーでした

多分、夏以降初めての「新人布陣」です

 

私としては 「そろそろ大丈夫かな」という気持ちと

レーニングの第2段階に入っていかないとね、

という気持ちです

 

御両人には何も言ってなかったのですが

スケジュールを見て気が付いていたようです

 

最初は、同学年で仲良くおしゃべりしながら

楽しんでましたよ

それも良し、です

 

私も

平日なんでヒマだと思っていたのですが・・・

 

まさかの満席

 

2人の緊張感が一気に増しました

満席とはいえ 2人連ればっかりでしたし、

その後の予約もなかったので

それほど難しくないケースです

通常、ホールに2人いれば問題ない

3人だと余るって感じですかね

 

経験の浅い2人なのでときどきアドバイスしてあげる

必要はあります

 

たとえば、

スライスレモンがなくなった時・・

 

なぜか彼女はレモンを3個持ってきてスライスしようと

しました、、、、

私曰く

「おいおいそれ全部切るつもりかい、

いま、何枚必要なの?」って聞いたら

今は必要なくて 在庫がゼロになったから切ろうと

思ったらしい。

私曰く

「だったら、ほっておきなさい

他にやるべき用事がたくさんあるし」

と言って、制御。

 

5分ぐらいして

緊急な用事がなくなってから

「じゃ、レモン切ろうか」と言ってあげる

 

自主的に動けるような

優先順位の考え方を理解してもらうのは

なかなか 骨が折れます

 

そのあとも 帰るお客様のケア、お会計、ご注文、資材問題など

3つ以上の用事が一度に発生すると

おかしくなりますので

私もホールに参加して対応してました

 

3つくらいの用事だと 2年生以上ならば 

なんなくこなしますが、

経験不足の彼女らはうまくいきません・・・・

 

なんとか、やり切ったあと彼女は

ほっとした様子でお互いを誉めあっていましたわ

 

私としては

上級生と1年生の力の差を再確認しましたし

1年生でもなんとかやっていける事もわかりました

 

これからは 作業ではなく 「判断力」を求めていく

必要がありますね

 

判断に余裕を持つためには、作業が早くなる必要も

ある。 だからやっぱり経験が必要です。

つまり 早期退職はダメですね

 

 

山本五十六氏の有名な言葉を思い出す1日でした

曰く

 

やってみて

言って聞かせて

させてみて

ほめてやらねば

人は動かじ

 

話し合い

耳を傾け 承認し

任せてやらねば

人は育たず

 

やっている

姿を感謝で見守って

信頼せねば

人は実らず