飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

おおきな売上げの変動に対応することによって「店長力」が開発されるのです

飲食店の時短要請が解除になって、自由に営業できるようになりました。

今、店長が真剣に考えないといけないのは、「年末年始の営業状態を確かなものにする事」でしょう。

次に来るおおきな売上げの波は年末と正月です。そこに至って、人が足りないとか食材やメニューが安定しないという事態をおこしてはいけない。

もちろん、年末に感染者が増えてしまって、営業不能になる事もありますが、そこに予測の軸を置いていたら商売になりません。まずは売上げ最大化の準備です。

現在、通常営業が再開していますが、売上げが完全に戻ってきているお店は少ないでしょう。企業によっては、全店もとの営業時間に戻す事をせず、店舗ごとの事情に合わせて戻したりしていますし、お客様側も店舗側も様子見状態です。

今、現在「人が足りない」と思っているお店は、すぐにリクルートを始めると同時に、知人友人OBに働いてもらえないか交渉したほうがいい。

わすれてはいけないのは、今後採用する新人はあくまでも、年末年始対策であって、直近の営業のためではない。反対に友人やOBを手配するのは、まさしく「今」の営業のためです。手配できなければ定休日を増やすか、営業時間を元に戻さず無理しない、かの判断が必要です。2パターンの思考回路を持つのです。

「なにが起こるかわからない」から何もしないのか、常識的な売上げ上昇を予測して準備しておくのか、といえば準備をしておくのが店長の仕事です。

辞めた人を呼び戻すやり方、新人を多めに採用して経験者をすこし休ませておくやり方、公的補助金の利用、とか 考えれば上手なやり方はいくつもあります。今回の年末年始だけでなく、「人のやりくり」はいろんな場面で役に立つでしょう。

お店独自のノウハウになってくればチャンスはさらに広がる。

 

短期間に起こる、おおきな売上げの変動に対応することによって「店長力」が開発されるのです