「言われる前に動くメンバー」と「問題が起こる前に対応するリーダー」がいる組織は競争に勝利し、繁栄すると思います。
逆に
「問題が起こるまで対応を遅らせるリーダー」のもとでは 部下の頑張りが裏目にでたりしますので、「指示待ちであること」がメンバーの生き残る方法だったりします。
先日、
お客様が一気にたくさんご来店され一時的に厨房とホールがピークになるときがありました。ピーク中はみんな一生懸命でミスもなかったのですが、そのピークが収まりかけたとき、すこしゆるんだ感じになり、ホール係の伝票処理が遅れたりました。ミスと言うほどではない「遅れ」なんですが、私はみんなに「ピークが収まりかけたときが一番危ない!ここでおおきなミスをしたらダメだよ!気を抜かないでね。」と声をかけました。
みんな納得したようで「キリッ」となって最後のオーダーをサーブするまでノーミス・ノークレームで乗り切りました。リーダーの仕事ができた、と思います。
昨日、ニュースで
「濃厚接触者の出勤制限は求めない方向」という政府の動きが報道されています。
記事では「”重症化リスクの低い”オミ〇ロン株による感染拡大では職場で感染者が出た際に濃厚接触者と判定され、欠勤する職員が増加し、社会機能の維持が困難になる事が問題となっていた・・・・」とのこと。
海外からの情報でも、オミ〇ロン株が重症化リスクが低い事はわかっていたのですが、「社会機能の維持が困難」な状態に追い込むまで決断できなかった・・・・のかな。
問題を大きくしたほうが、対策を打ちやすいのでしょうが、この考え方では、すでにおおきな損害が出てから対策をうちますので、効果は低くなります。
ただし、間違った事はしていないのでリーダーが責任を追及されるリスクは低くなる。
遅いだけです。
そこそこ被害がでてから「予防策」を講じたり、
現場が機能しなくなってから「システム改善」を行ったりしていたら「不正解」はないのでラクですね。
やったことに対する責任と やらなかったことに対する責任・・・
どっちが重いのか、わまりませんが、
「問題が起こる前に対応するリーダー」の元で働きたいですね。