飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

生ビール、「まじめ戦略」で勝ち抜くつもりです。

サントリーの”神泡”超達人店にチャレンジすることにしました。

ジョッキの洗浄、機械のメンテナンスと洗浄、生ビールの注ぎ方を見直して、最高水準にします。そのうえで正しいオペレーションを徹底して、「神泡」な生ビールを常時提供するわけです。

毎日の洗浄作業に関しては特に新しい項目はありませんでした。生ビールのラインにスポンジを通して洗浄する作業は通常週1回ですが、当店は毎日していたので、基準は達成されていました。

オペレーションに関しては、超達人店も普通の店もマニュアルが変わるわけではないので、そんなに困ることはありません。

 

だったら、なぜもっと早く応募しなかったのか?

 

それは、アルバイトが多いし、緻密にチェックするのは面倒だからです。

 

ではなぜ今やるのか?

それは、今、必要性を感じているからです。アルバイトさんの動きに不満があるのではなく、むしろその「逆」です。

 

ほとんどのアルバイトさんがまじめかつ緻密においしい「神泡」を提供してくれているのに、主張が足りないのは申し訳ない、と思ったからです。

 

最近いろんなお店でビールを飲みましたが、テレビではとても美味しそうな広告を出しているのに、お店ではむちゃむちゃ荒っぽく注がれていたり、ポスターや告知と現物のブランドが違ったりしていることもある。

 

私のお家の近くにある「きんのずず」というお店は、抜群に生ビールが美味しい。コップの状態や泡の状態が絶妙です。

大将が板前出身で料理が美味しいお店なのですが、生ビールまでもが美味しいのは、技術ではなく「まじめさ」です。もちろん、このお店は繁盛店です。

 

こういう感じの繁盛店になりたいのです。

 

そんな動機で、現在毎日ホール女子ひとりずつに対して、 ビールの入れ方を実演し、注意点を確認する作業をしています。

 

結構楽しいです。「めんどくさい」と思えばそうなんですが、心がけ(こころざし)の変化で、仕事の成果って変わってくるのだといまさらながら実感しています。

 

9月あたりに、「調達人店タイトル獲得」のお知らせができたらよいな、と思います。

生ビールは「どこで飲んでも同じ」ではありません。それは皆さん気付いていると思います。