だんだん涼しくなってきてました。
私のお店のユニホームは基本的に半袖Tシャツで、冬は自由なアンダーシャツを着用してもらっていました。でも3年前から、「長袖のユニホームを作ろうか」という発想になりました。
最初は黒いトレーナーだったのですが、だんだん色は個人の好みでOKとなり、今ではパーカータイプもあるってことになっています。
これがお客様にもアルバイトさんにも好評です。
「ユニホームがいろんな色になったらややこしいんじゃないか」と心配しましたが、当店はハチマキを統一して使っているので、ホール係を見失うこともありません。
カラフルな状態になれてしまうと、「黒一色」では物足りなくなります。
アルバイトさんは、やっぱり自分の好きな色を着たいですし、お気に入りになると普段に着用する人も出てきました。
「今日、ダンスサークルの練習に行ったら、『朱々』って書いたトレーナー着て踊ってる人いたよ」とか「食堂で食べてたらおばちゃんに『あんた朱々の人かいな』と言われた」とか、だんだんおもろい情報が入ってくるようになりました。
冬は寒いんだから、長袖があったほうが良いよね、という単純な発想から、ではありますが、いざ、やってみようとなると、サイズ・デザイン・色・業者そしてコストなどいろんな事にとりくまないといけない。
面倒くさい作業でした.
しかし、業者さんに手伝ってもらって、いろいろやっていくうちに
システムとして完成してきましたね。
いまでは、業者さんのホームページで宣伝してもらってもいます。
これはあくまでも「付加価値」です。
本来の目的は 「防寒」=福利厚生です。
4年間辞めずに働いてもらえるならば、長袖ユニホーム作成コストはまったく苦にならないですね。微々たるものと言ってよいでしょう。
そのうえで、店舗のイメージアップとか、外部への宣伝とか、アルバイトの友人へのアピールとかの付加価値があるなら、それはとても良いことです。
退職予防とか人手不足に悩んでいる店長さんは いちど検討されてみてはいかがでしょうか。それなりにプロセスはありましたが、コスパの良いアクションだと思います。
飲食店のユニホームは1年中半袖が常識かもしれませんが、寒い場所で働いている人もいるでしょうから、見直してもいいんじゃないですか。