飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

仁川ラーメン戦争レポート②

仁川の老舗とんこつラーメン店「S」の隣に、新規のラーメン店がオープンした事にかんするレポート②です。

 

今日のお昼、「S」さんに行ってきました。私が入った段階でお客様はゼロ。となりの新店は10人くらいの行列です。

 

私のあとに常連のようなお客様がご来店されて、開口一番「めっちゃひまやな。隣のせいか?」と、なんともデリカシーのない声かけ。店長は苦笑いするのみ。

パートのおばさん2人は無言。

 

実はわたくし、新店のグランドオープン日にラーメンを食してきました。いわゆる次郎系のゴワゴワ麺で野菜や背油などが「マシマシ」できるパターンのお店でした。

 

ラーメンというカテゴリーは同じですが、「とんこつで替え玉可能」のラーメンとは対極にある味です。年配のおば様が店主のようで、愛想は良いのですが、スピード感はまったくありません。不慣れな面もあるのでしょうね。

 

味のタイプもサービスの質やスピードも全く対局にあるこの2つのお店が今後どうなっていくのか・・・・楽しみです。

 

まだ、ほんとうの戦いは始まっていませんのが、究極の負けは「退店」として、勝ち負けがあるとしたら・・・・

 

私の見解としては「ミスをしたほうが負ける」んじゃないでしょうか。

 

最低2年は戦いが続くでしょう。この2年が第1ラウンドですね。

 

とにかく既存の店「S」は 地域ナンバーワンと言ってよいほどの名店です。

その隣に新しくラーメン店を開けた人のねらいは「ガチンコ勝負」ではなく「コバンザメ戦法」と私には見えます。

 

名店の「S」は慌てない事が肝要ですね。

味もスピードも全く違うので、お店の格がちがいます。

 

ただ、新店の側が 親しみやすさ、アットホーム感において勝ってくると思います。

 

残念ながら 「S」のサービスは 新店に劣ります。

老舗のラーメン店にありがちな「笑顔なし・愛想なし」ハードボイルドな接客です。

ここは勝負の分かれ目にはなりませんが、気にはなりますね。

 

老舗の「S」がどんな対策をしてくるのか、何もしないのか?着目したいと思います。

 

個人的にはファンが多いから 「S」がLINEとかインスタとかしたらいいんちゃうかな、と思うけど・・・。どうかな。