飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

WHY Japanese people?って言われるで

昨日、男性のお客様が来店されました。お連れ様が先にご来店されていたので、そのまま客席に直行すればよいのですが、何やら入口でキョロキョロしておられました。

 

何をさがしているのかな?と思って近づくと、「消毒液は・・・どこですか?」とのこと。

 

「当店はすべてのテーブルに消毒液のボトルを置いていますよ」と対応して客席に座ってもらいました。

 

「入口に諸毒液」と「テーブルに消毒液」ではテーブルにあったほうが効果的です。

テーブルに消毒液

入口に消毒液

 

おおきなお店でたくさんのテーブルがあるにもかかわらず、入り口に1個消毒液を設置してるだけのお店が多いですね。

 

入口に1個だけしか消毒液が無いということは、入店する前に、手指を消毒すれば、そこから数時間の食事に対して手指消毒は必要ない、ということです。そんなことはないので、こういうやり方は、効果がないと考えてよいと思います。

 

しかるに、大部分の飲食店は「入口に1個だけ」のシステムです。

 

つまり、今や世間における公共の感染対策はほぼ「形骸化」したものが多い。(アクリル板とかもね。)

 

個人で消毒液を持ち歩いている人は別ですが、

 

お店側も真摯に感染対策をしなければならない、とは思っていなくて「やってる感をだしておこう」「世間の目が怖い」という思想で行動をしています。

 

要請している側の府県自治体や国はきちんとした法整備をせず「ムード」だけですのでこういう形骸化した効果の低い対策を黙認しながら、観光客への規制緩和や「GOTOトラベル」のような事業を促進しています。

 

形骸化した感染対策がますます形骸化していきますね。

 

国民は、といえば今日来たお客様のように どんなに広いお店に行っても入口に1個だけ設置された消毒液を探すんです。形骸化、形式化に慣れてしまって疑問を持たないばかりか、それが正しいとさえ思っているように見えます。

 

もう恥ずかしいなあ。 

 

外国人の人が旅行で日本にやってきて「WHY?Japanese people?」って言われないようになったらええのになあと思いますが、間に合いませんでしたね。

 

 

 

 

 

さすがに、効果はあるのか?って疑問に思う人がだんだんふえてくるのではないでしょうか