駅前、エキナカのお店におきまして
結構大きな飲食店が「全席一人席」の設計になっていました。
わざわざ、改装して1人席を増やしているのみならず、全部1人席になっているのです。しかも仕切り付き。隣と話しができない位徹底してる。
そこでコーヒーをのんでいたら、3人組のお客さんが入ってこようとしましたが、客席を見て、違うお店に行きました。そのお店の客席は半分以上空いてましたが、この3人組は利用してくれませんでした。70席くらいあるお店です。
現場の判断でこういうあほなレイアウトになったのでしょうか?
駅ビルで、人が「お店でお茶でも飲もうか?」という気持ちになるときって、だれかとお話や打ち合わせをするため、ってこともあるんじゃないでしょうか。
1人で食事する人だけがお客さんで、何人かでお話をするために入店しようとする人はお客様ではないとでもいうのでしょうか。
4~5席しかないスタンド的な店では、ありません。コーヒーショップでもない。
そうとうな面積の客席をもっているのに・・・
いったい、だれが考えたんでしょうか。こんな「教室」みたいな異様なレイアウト。
こういうレイアウトにしたら、客席稼働率が上がると思ったんでしょうが、裏目に出ました。
私の知っている、新大阪エキナカのお店は、こんな感じで完全閉店にいたりました。
残念です。
設計の段階で、「全席1人席」ではお客様が激減して、最悪の場合閉店になってしまう事が予測できなかったのか不思議ですね。
飲食店は何のためにあるのか?誰のためにあるのか?を深く理解するなら、こんなレイアウトにはならない。
机上の空論って、こういう事ですね