商売の目的は「利潤の追求」です。
で、明日の利益を出すには?という話をし出すと、どの経費を見直すか?とか、細かい話になります。
で、ありとあらゆる条件を考えた末、「お客さんを増やして売上げを高めたらええんや」という結論になったりします。
来シーズンから阪神タイガースの監督として指揮をとる岡田監督が、秋季キャンプで何をしたか?何を話したのか?というニュースがひっきりなしにスマホに入ってきますので、ついつい見てしまします。
昨日見た記事で、サードにランナーがいる場合どう攻めるのか?どう守るのか?という話がありました。バッターがゴロを打ったことを確認してランナーはスタートするのか?バットに当たった瞬間にスタートするのか?とかランナーはまっすぐライン上を走るのか?ラインの外側を走るのか?とかいろいろ細かーい事について記者が聞いて監督が答える記事です。
細かすぎて、集中して読まないとわからなくなるぐらいです。
これです👇
でも、
ちゃんと読むと、「監督っていろんなこと考えているんだな」とか「すごいケーススタディを持ってるな」とか感心しました。
もっと、感心したのは、岡田監督は最終的に
「ヒット打ったらええねん。ほなゆっくり帰ってこれるやろ。確実に外野フライ売ってくれるとかな。だからバッティング技術をあげたほうが早いもな」と言ったことです。
ランナーと守備の事を考えているなか、岡田監督は結局はどの方法が一番効率が良くて成功確率が高いのかを判断しようとしていました。あらゆる方法論を考慮していました。
しかも、最もシンプルな方法で得点しようとしています。
複雑な作戦を選手に与えても上手くいかなかったら意味はないのでしょうね。
飲食店において、「あれをするな、これをするな」「あーせい、こーせい」とたくさんのマニュアルと指示を与えた上に、毎週・毎日の改善プランを与えたり、個人目標を立てさせたりしてる例をみます。
しかし従業員にとっては、プランを立てる事が仕事で、普段の動きは全く変わってないのが常で、成果はまったくでません。
だったら、指示や目標はシンプルにして、個人の力量UPを狙ったほうが、結局利益が増大するのではないかと思いました。
どんな世界でも 達人の思考はシンプルなのかもしれません。
多くの情報や経験に裏付けされた、
簡単な作戦をやろうとします。
阪神、来期は強いかもしれんなあ
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