飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ベテランの起用

阪神タイガースが9連勝して1敗しました。その前は7連勝して1敗です。

ですからここ18戦を16勝2敗です。強いです。

長年のファンから見て、「どっしりした戦い」をしています。昨年、岡田監督が就任翌日に出演したテレビでの談話を今みたら、「有言実行」であることが確認できます。

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甲子園は連日満員、YouTubeはタイガースの話題ばっかり、西武ドームでの交流戦も観客の過半数がタイガースファン、オールスターファン投票もほぼ1位独占。

すでに経済効果が出始めています。

 

今回のブログは野球の戦略の話ではなくて、「営業、販促」という観点で書きます。

 

まず、私は「優秀な監督」を起用する重要性を感ぜざるをえません。

 

コメントがおもしろくて、勉強になって、勝てる監督を起用した阪神タイガースフロントの勝利ですね。

 

良い選手を集めても、勝てる監督がいなければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。阪神には「負け続けても、応援したい」というファンもいますが、やっぱり勝った方がファンが何倍も増えて「儲かる」ことは明らかです。

勝つことによって新しいスターも出てくるし、スカッとしますもんね。

 

最近、試合の無い日の甲子園に行きましたが、ファンショップには人がいて、グッズが売れてました。岡田監督の「そらそうやタオル」は売り切れでした。監督の口癖を書いただけのタオルを売ることも驚きですが、即完売もびっくりですわ。

65歳の岡田監督を起用したらうまくいった、ってことは、これから、ベテラン気味の経験のある監督の起用が流行るかもしれません。広島で3連覇した緒方監督とか、有名な工藤監督とか、優勝した真中監督とか、古田監督とか・・・あるかもしれませんね。 金村監督・・・は、ないか(笑)

 

各球団のファンとしては「生え抜き」または「愛着ある選手だった人」が引退後いろいろ経験して優秀な監督になってくれるのが一番いいです。岡田監督も選手、監督としてオリックスにいた事もあります。

 

球団としては、優秀な選手を集める事が大切ですが、ドラフト制度があるから、ある程度システム内で努力すればうまくできます。

しかし、

優秀でチーム愛のある指揮官・指導者を得ようと思えば、非常に長い期間が必要です。岡田監督を例にとれば 大阪市出身、北陽高校から早稲田大学でキャプテンを務め、タイガースドラフト1位入団、初の日本一に貢献、2軍コーチ、2軍監督、一軍コーチを経て一軍監督に就任、退任後評論家を10年以上して、また監督就任です。ほぼ生え抜きですし、経歴は素晴らしいのですが、今のリーダーシップスタイルを得るまで長ーい期間があった事がわかります。

 

選手として、活躍しているうちに将来の指導者としてリストアップして10年~20年かけて個性ある優秀な指導者に育っていくようにすること、、、、

これがこれからの球団経営に必要なのではないでしょうか。

 

これに成功すれば、ファンの心をがっちりつかめるんでしょうねえ。球団フロントの深い考えがわかる人事でしたね。

 

ベテランの味がだせるベテランは余人に代えがたい人材です。こういう人から吸収したいと思います。

 

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