ニュースが多いせいか、どうしても阪神の岡田新監督のリーダーシップのとり方に興味が湧いてしまいます。
65歳で監督・コーチ・評論家・選手としての経験と実績が充分な人が”充分な戦力があるが成果がでていないチーム”を与えられた時、どうするのか?どう始めるのか?という視点です。
面白い記事がありましたので要点を書きますと
来日したばかりの外国人選手が来日初のシートバッティング(実践形式のバッティング練習)をするときに、順番では変則投手と当たるところを、彼らが打ちやすそうなノーマルな投手に変えさせた。
新監督曰く「いきなりサイドじゃ…。(順番が)逆やろ。臨機応変にちゃんとやらんと。オレらが選手を潰したらあかん。潰す必要ないやん」
で、そのノーマルな投手は打たれましたが、コーチを通して激励しました。
新監督曰く「今の時期に打たれたことはなんも関係ない。ええ球いってたよ。気にするな」
新戦力である外国人が、その練習で
打てなければどうなるか?
打てばどうなるのか?
両面での対策ができています。
そして。そういうことに気が付かなかったコーチを注意しています。
選手は気持ちよく働き・コーチはサポート力の向上を求められているって感じです。
他にも、早めに実戦形式の練習をいれたがるのに、1軍と2軍の入れ替えを躊躇するコーチ陣に対して、「お小言」を言っています。
コーチ陣の「情」に流される面や論理矛盾を突いているのです。
選手には気持ちよく良い働きをしてもらうように気を使って環境を整備する、環境整備できていないコーチには不備を指摘し、トレーニングする。
1軍2軍の振り分けや能力査定は試合結果だけでなく総合的に判断するが「情」は挟まない。
社長(監督)⇒管理職(コーチ)⇒社員(選手)の役割が明確になっています。
自分1人では 1軍・2軍の両方は見れませんし、投手陣・野手陣の両方を同時に見る事もできません。ですからコーチの能力やコーチとの連携を重視しているのでしょう。
コーチは大変だと思いますけどね。
選手と一緒になってガッツポーズしてる監督とは ランクが違う監督かもしれません。
飲食においても バイトリーダーとかサブマネージャーとかを作って、組織的な指導システムを使っているお店が多いと思います。
しかし店長がシステムに任せっぱなしではダメです。
自店舗の育成システムやサービスシステムが高機能を維持しているかを常に確認しなければならない。そのためにはサブリーダーと先端アルバイトさんとのコミュニケーションを常に、よく見ておく必要があります。
岡田監督の報道は10~30人くらいのお店の店長にとって、大いに参考になるような気がしまうす。