飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

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仕事がないなら残業するな

タイガースの岡田新監督が、選手に「早く帰れ」といいました。

つまり、選手には「残業体質があった」という事でしょうか。

 

曰く

「うんうん『はよ帰れって』言うたんや。グラウンドにいる時間で勝負しているのと、ちゃうからな。時間ばっかり伸ばして、ウエート場とかに行って時間費やすんやったらな、もうやるべきことやったら、はよ帰れって。言うたんよ。風呂入って、そして次の日に備えろってな。時間で勝負すんのやったら、ずっとおれと言うけど、長いことおったからって勝たれへんやんか。ずっとそうやったからな。そういうふうに見えたからな。何もなかったら、はよ帰ったらええのに、ずっと思ってたよ。俺なんか速攻、帰ってたからな。そりゃそうやで。ゆっくり風呂に入って次に備えたらええやん。リフレッシュして新たな気持ちで備えたらええやん」

 

新監督にこんな談話をさせる「環境」がある事に興味がわきました。

 

選手は昨年までは、残って練習してたんかな、、、、、、、。

 

前任監督は優しい感じで、主体性を重んじる人でした。和気あいあい、プロセス重視で、結果や数値に現れない能力を見ようとする人です。

なぜか、ゴールデングラブ賞を連続受賞している捕手をレギュラーで使いませんでした。監督を退任した後、YouTubeで、投手との関係構築の問題で彼を使わなかったと話しました。

 

岡田新監督は結構重視で、厳しそうで、ピリピリしてますが

捕手について、「ゴールデングラブ賞を連続して取ったということは彼が周囲の沢山の人から認められてるって事ですから、普通はレギュラーとして使うだろ」

と、言っています。客観的な判断基準でしょう。

 

感情的で特殊な判断基準を振りかざすリーダーは、メンバーにとって実は恐怖です。

 

物腰が優しくて、気持ちや主体性を重んじ、プロセス重視って、一見民主的で人格者のように見えます。

 

しかし、違った見方をすれば、客観的数値結果を無視して、リーダーの嗜好でえこひいきな判断をする、ようにも見えます。

 

えこひいきなリーダーがいると、嫌われてたら困るので、部下は、仕事かなくても帰らず残業してるフリをしたりします。

なにをされるかわからないし、怖いからです。

 

岡田新監督が

「仕事がないなら、残業するな」

と、言った、、、、、、、。

 

興味深いですね。

 

どっちのタイプが良い監督なのかは、言いませんが、

勝てば官軍ですね。