飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

謝罪するときは、いらん事言わない。これ、鉄則ですね。飲食店でもね。

オトナの演じる大人げない言動とでもいいますか、

「勉強になるなあ」と思わせる事件がありました。

(また、プロ野球の話ですみません)

 

9/3のヤクルト戦でタイガースの近本選手が脇腹にデットボーを受けました。近本選手はこの夏に巨人戦での脇腹へのデットボールで骨折して3週間休みましたので、同じ場所へのデットボールはファンにもショックでした。

 

さらに、ヤクルト戦では先日梅野捕手が左腕へのデットボールで骨折して、長期離脱中です。これ以外もヤクルトの投手陣は中日の石川選手の頭部にも当ててしまったり、他球団よりもデッドボールが多いのです。

ヤクルトの高津監督は、記者会見で毎回、「申し訳ない」と謝罪し、「わざとではないのだが」と「シュートを投げるピッチャーだから・・」というようなコメントを発しています。

そもそもゲーム中の出来事ですし、デットボールは他の試合でもたくさん出ていますので、ここらへんで落としどころになるのですが、岡田監督が「そうはさせない」と言わんばかりのコメントを発します。

 

www.daily.co.jp

www.nikkansports.com

 

曰く

「野村監督の時代から内角攻めを徹底させていて、高津監督はその信望者」

「試合終わって高津(監督)探したけど、ベンチにおらんかった」

「そういうチームなんやろ」

「シュートピッチャーやから当ててええんか」

「ピッチャー監督やから分からへんのやろう」

 

まあ、大人げないというか しつこいというか ・・・コテンパンです。

 

でも、岡田監督は、監督経験豊かなベテランで、解説者経験も長いので、マスコミにこんなこと言うとどうなるかを知っているはずです。

そんな人がこんな事を言う理由ってなんだろうか?と思うと、いろんなことを感じます。

 

私の考え方は

高津監督は謝罪はしていますが、そのコメントで不可抗力をにおわせています。たしかに不可抗力なんですけど、

プロの監督レベルからみたら、チーム別死球数や配球の方針などの傾向から見て、これを「不可抗力だった」で認めてしまったら、相手の思うつぼになる事を感じていたのではないかと思います。

 

で、やや大人げないコメントを発して、相手をやりにくくさせているように思います。

最終的には 球団幹部が公式会見で、「うちのピッチャーが下手くそなだけです」と言わせました。ヤクルトは方針を変える必要があります。

 

おとなげないように見せた、大人の戦いですね。

 

事の発端は死球ではなく、

高津監督の「わざとではない、シュートピッチャーだから」という不必要なコメントにあります。

不可抗力ということにして、内角攻めをさせる方針を変えたくなかったのでしょう。

要らんこと言わないで「申し訳ない。近本選手の回復を祈る」と言っておけばいいのに、、、、。シーズン中にヤクルト投手陣の同じような死球が各球団で起こっていて、いろいろ検証されていた中、同じようなコメントばかり発していたのが失敗だったのです。

 

「策士、策に溺れる」

 

岡田監督も梅野選手へのデットボールのときは、ここまで言わなかったのですが、その後の他球団へのデットボール等を見て、今回突っ込んだ発言をしたのだと思います。

一見、感情的で身もふたもない表現にみえますが、見事に不可抗力説をひっくり返しました。

謝罪するときは、いらん事言わない。これ、鉄則ですね。飲食店でもね。

しっかり謝罪することに徹して、まずは許してもらってから、

策を練ればいいのでしょうね。

 

 

この映画見たらええねん

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