当店は昭和レトロな内装を目指しています。
「レトロ」という戦略はとっても都合がよくて「過去に流行ったもの」を使うという事でもあります。”耳障りの良い音楽”や”一世を風靡した映画や運動選手・タレントのポスター”などは、過去に一度は大衆に支持されています。
専門でない私には、人気が出た理由はわかりませんが、それなりに人を引き付ける要素があるのです。
ですから内装やBGMコンセプトに「昭和レトロ」を使うのは、安全確実な方針ともいえるのです。
私のお店に「ブルース・リー」の大き目のポスターがあります。
「燃えよドラゴン」の映画ポスターはコピー製品ではなかったので、結構高額でした。
小学生の頃、大ファンだった私は、欲しくてたまらず‥‥‥‥
購入して店舗に飾りました。
昨今、香港問題を通じて、ブルース・リーの名言が見直されているようです。
Be water, my friend.
「友よ、水になれ」
Empty your mind, be formless, shapeless – like water.
「心を空(から)にしろ。形を取り去れ。型を捨てろ。水のように」
Now you put water into a cup, it becomes the cup,
「カップに水をそそげば、水はカップの形になる」
you put water into a bottle, it becomes the bottle,
「ボトルに水をそそげば、ボトルの形になる」
you put it in a teapot, it becomes the teapot.
「ティーポットに水をそそげば、ティーポットの形になる」
Now water can flow or it can crash.
「そして水は流れることも、ものを砕いたり壊したりもできる」
Be water, my friend.
「友よ、水になれ」
https://ms-curious.net/lee-quotes/
ご存じのように、香港は中国領に復帰してから、いろんな問題が起こっています。政治的な事柄を語る気はありませんが、、、。
香港の人々にとって、この「友よ、水になれ」という言葉は、大切なテーマとして、今、精神的支柱となる言葉のひとつになっているようです。
アメリカで生まれたので中国人に嫌われ、顔が東洋人なのでアメリカでも受け入れられなかった彼が、困難を乗り越えてハリウッドで大ヒット映画「燃えよドラゴン」を主演して大成功しました。
彼が残した言葉は重くて素敵です。
政治体制が変わって、混乱する香港で、どう生きていくのかを考えるていた人達がブルース・リーの言葉に到達している事に感動しています。
レトロと思っていましたが、現在進行形のヒーローでした。