飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ほんまに怖い話に近づいているような気がします

こんな事、

いいたくはないですけど....。

やばい、と思います。

 

今回、スシローさんが、価格登録ミスをしていたようです。

一部商品に対して、1割引きの設定ができていなかったということです。

 

迷惑動画のダメージを逆手にとって衝撃の「全店1割引き」を実行し、売上げアップをはかったのですが、またネガティブなニュースを出してしまいました。迷惑動画も止まってはいない。

 

大型チェーン店の価格設定は店舗で行われているわけではなく、本社のシステムから一斉送信されるので、営業がはじまれば変更できません。

いわば、現場に責任は無い。

 

一部のニュースでは、昨年「おとり広告(うに)」で消費者庁公取に再発防止措置命令を受けたことなどにも触れられています。

今回の失敗は悪意のあったものではなく、ミスだと思われますが、厳しく言うと「不適切な広告」です。

 

同じような広告上のミスを繰り返している本社機能に対して、現場・店舗・営業が意見できない体質が透けてみえます。

 

そもそも、オペレーションを見直す事よりも割引で集客を急いだことに対して、私はブログで「現場軽視ではないか」、と危惧していました。

 

motsunabeyakiniku.hatenablog.com

 

 

現状においては、問題となった「テーブル上の醤油瓶や割り箸など」をどう管理するか、という課題に向き合うことが優先されるはず、と思っていましたが、、、、、。結局、現場では何もしていないも同然です。

寿司レーンは流れなくなりましたが。

確かに店舗では ”安全安心の取り組み” として「ご希望があれば新しいものをお持ちします」というA4パウチの張り紙で対応していました。

 

しかし、その張り紙は「全商品10%割引」の告知とおもてうらになっています。

 

したがって「全商品10パーセント引き」を告知していると、お客様から見て裏面の”安心安全に関する告知”は見えません。

こういう広告物を見るだけで、会社の体質がわかります。わかりたくないけど。

 

(おもてうら・・)

 

前回のブログでここまで書くと、「細かすぎるだろう」と思われるから、書きませんでしたが、、、、

 

今回の問題発覚で「やっぱりやったか!」という思いなので、書きました。

 

ほんとうは「おとり広告」を注意された段階で、(いやビール半額問題の時点かな)

現場軽視や本社の体質について考え直しておくべきだったのではないか、と思いますが、残念ながら同じような失敗を繰り返しすことになりました。

 

こりゃ、ほんまに怖い。

 

迷惑動画は、実は「前兆」だった、なんてことになったら最悪です。

 

迷惑をかけた人が悪いんであって、彼らを厳罰に処すように妥協しない事が企業の責任を果たした事になります。

スシローさんに過失が無い事は重々承知しています。

 

でも、このままでは、さらに大きな問題が起こるのではないか?と思っているのです。すでに、「おとり広告」や「ビール半額の不手際」が「前兆」になりつつあるように見えてなりません。心配です。

お店のオペレーションの「隙」を露呈しているのです。

 

「悪い敵」に隙を突かれているのではなく、隙間から水が漏れていると考えることはできないものでしょうか?「悪い敵」をやっつけても、漏水は止まらないのです。

修理しないと・・・・

 

働く人のために、会社の存続を揺るがすような事件が起こらないことを祈ります。

 

news.livedoor.com